ボンゴ (偶蹄目)

ウシ科の哺乳類 ウィキペディアから

ボンゴ (偶蹄目)

ボンゴTragelaphus eurycerus)は、哺乳綱偶蹄目(または鯨偶蹄目ウシ科ブッシュバック属に分類される偶蹄類。

概要 ボンゴ, 保全状況評価 ...
ボンゴ
ボンゴ
ボンゴ Tragelaphus eurycerus
保全状況評価[1]
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 偶蹄目/鯨偶蹄目
Artiodactyla/Cetartiodactyla
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ウシ亜科 Bovinae
: ブッシュバック属 Tragelaphus
: ボンゴ T. eurycerus
学名
Tragelaphus eurycerus (Ogilby, 1837)[2]
シノニム

Antilope eurycerus Ogilby, 1837[2]

和名
ボンゴ[3]
英名
Bongo[2]

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分布

ガーナガボンカメルーンギニアケニアコートジボワールコンゴ共和国コンゴ民主共和国シエラレオネ南スーダン中央アフリカ共和国トーゴニジェールベナンリベリア[1]

形態

体長170-250センチメートル[3]。尾長45-65センチメートル[3]。肩高110-130センチメートル[3]。体重オス220-405キログラム、メス210-270キログラム[3]。背面の正中線上に沿って短い鬣状の体毛が伸長する[3]。頭部前面に黒い斑紋が入る[3]。頬に白い斑点が入り、胸部に白い横縞が入る[3]。胴体の毛衣は赤褐色で、9-15本の白い横縞が入る[3]。前肢外側の毛衣は黒く、蹄の上部に白い斑紋が入る[3]

耳介は大型[3]。角は1回転半捻じれ、表面に2本の稜がある[3]。眼下部や後肢基部の内側、蹄の間に臭腺がない[3]

分類

2 - 3亜種に分類されるが[1][3]、亜種を認めない説もある[2]

Tragelaphus eurycerus eurycerus (Ogilby, 1837) リベリアボンゴ[3] Lowland bongo, Western bongo[1]
顔の黒色斑が明瞭[3]体色は赤褐色[3]。胴体に入る横縞は14-15本[3]
Tragelaphus eurycerus cooperi (Rothschild, 1928) コンゴボンゴ[3]
顔の黒色斑が不明瞭で、頬の白色斑が大型[3]。本亜種を基亜種に含める説もある[1]
Tragelaphus eurycerus isaaci (Thomas, 1902) ケニアボンゴ[3] Mountain bongo, Eastern bongo[1]
顔の黒色斑が不明瞭[3]。体色は黄色がかった赤褐色[3]。胴体に入る横縞は約10本[3]

生態

標高4,000メートル以下の山地にある森林や藪地に生息する[3]。単独やペア、小規模な群れを形成して生活する[3]

食性は植物食で、主に木の葉を食べる[3]。後肢だけで直立して木の葉を食べたり、角で地面を掘り起こして植物の根を食べることもある[3]

保全状態評価

T. e. eurycerus リベリアボンゴ
NEAR THREATENED (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))[4]
Thumb
T. e. isaaci ケニアボンゴ
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))[5]
Thumb

参考文献

関連項目

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