Loading AI tools
新沢基栄による漫画 (1988-1990) ウィキペディアから
『ボクはしたたか君』(ボクはしたたかくん)は、新沢基栄による日本の漫画作品。
主人公であるしたたか君を中心としたドタバタ活劇。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1988年50号から1990年18号まで連載されていた学園ギャグ漫画で、『ハイスクール!奇面組』終了後の新連載。『奇面組』同様に登場人物が年を取り、進級を果たしている(連載開始時は3年3組だったが、連載終了直前では5年3組となっている)。
連載開始から安定した人気を保ち続けていたが、新キャラクター登場で脂が乗ってきた矢先に、作者の持病である腰痛が再度悪化のため休載。その後、作者の意向により未完のまま連載終了となることが、誌上にて発表された。
1作あたりのページ数は13ページ。本誌掲載時はカラー掲載が3回(パートカラー含む)。表紙掲載は3回。
『週刊少年ジャンプ』の「キャッチフレーズグランプリ」では、1989年が「憎まれっこ 世にしたたか」で、このときのイラストが単行本3巻の表紙に使われている。1990年は「天然危険物」だったが、発表の時点で連載が終了していたため、キャッチフレーズのみの発表となった。
舞台は都内にある如何彷(いかさま)町と大沢城(おおさわぎ)小学校で、超問題児・流石したたかの引っ越し・転入から物語は始まる。彼は筋金入りのトラブルメーカーで、彼の手にかかればどんな授業やイベントでも大騒ぎの原因となってしまい、大半はそんなしたたかの縦横無尽な活躍?を描いたドタバタ活劇である。そんな中で彼を諫める良識の持ち主であるしっかり者の双子の妹、流石あざやかや本人が勝手にライバル視している二枚目の本郷勇一、おてんば教師の水越けいこ先生などが混じって、時に騒ぎに巻き込まれたり、時にしたたかのボケに突っ込んだりして話が展開していく。また、作品の途中からしたたかの宿命のライバルを自称する佐々木コタローが登場することによって、一層話に広がりを見せていく。
作中にて主人公・したたかが所属しているクラス。担任教師は水越けいこ。したたかとあざやかが転入してきてから騒動が起こるようになり、佐々木コタローの転入でそれがさらにエスカレートしたきらいがあるが、中にはしたたか以外の児童や担任教師の水越先生が引き起こしているものもある。
基本的にしたたかやコタローといった変態に限らず、個性的な生徒が揃った賑やかなクラスであり、能力的に問題こそあるものの分け隔てなく教え子に接する姿勢をとる水越先生によって、良くも悪くもまとめられている。
第1話にてしたたかとあざやかに出会い、そこから関わり合いだした本郷勇一をリーダーとした面々。したたかやあざやかとは同じ班。連載初期はしたたかとは険悪だったが、連載が進むにつれて打ち解けて友好的な関係を築くことになる。
小林タカシ率いる男子児童一派と鈴木率いる女子児童一派で構成された面々。彼らはしたたかとは徹底的に敵対している存在であり、いつもしたたかに対して悪意ある行為を働いているが、陰からこそこそと仕掛けた陰湿なものが多い。したたかから避けられているにもかかわらずほとんど彼らから突っかかっては大抵はひどい目にあっている。本郷たちのグループとは表面上敵対してはいないが、彼らがしたたかと揉めて酷い目にあっていても無視されている。
自動車整備工場。あさはかの愛車(ジープ)の修理・改造もここで行っている。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.