ホミライト

ホミライト(Homilite)は、ガドリン石グループのホウケイ酸ガラス鉱物である。化学式は、Ca₂(Fe, Mg)B₂Si₂O₁₀である。

ホミライト
分類	ネソケイ酸塩
シュツルンツ分類	8/B.29-30
化学式	Ca2(Fe2+,Mg)B2Si2O10
結晶系	単斜晶系
対称	P21/b
単位格子	a = 9.78 Å, b = 7.61 Å, c = 4.78 Å; β = 90.56°; Z = ?
モース硬度	5–5+1⁄2
光沢	ガラス質、樹脂質
色	灰色から茶色がかった黒色
透明度	不透明
比重	3.34
光学性	二軸 (+)
屈折率	nα = 1.715 nβ = 1.725 nγ = 1.738
複屈折	δ =
光軸角 2V	測定値: 80°
文献	[1] [2] [3]
プロジェクト:鉱物／Portal:地球科学

ペグマタイト中の長石の中に茶色の単斜晶系結晶（空間群P2₁/a^[4]）として生じる。1876年にノルウェーのストコ島で発見された。メリファナイト、褐簾石との関係から、ギリシア語で「ともに生じる」という意味の言葉から命名された。

出典

1. Mineral Society of America Handbook (PDF)
2. Mindat with locations
3. Webmineral data
4. Miyawaki, R.; Nakai, I.; Nagashima, K. (15 January 1985). “Structure of homilite, Ca2.00(Fe0.90Mn0.03)B2.00Si2.00O9.86(OH)0.14”. Acta Crystallographica Section C Crystal Structure Communications 41 (1): 13–15. doi:10.1107/S010827018500261X.