ペイプシ湖(エストニア語: Peipsi-Pihkva järv、露: Чудско-Псковское озеро、チュド湖)は、エストニアとロシアの国境にあるエストニア最大の湖。北のペイプシ湖、南のピヒクバ湖、ふたつを繋ぐレーミ湖から成る。ヨーロッパでもロシアのサンクトペテルブルクの北東に位置するラドガ湖・オネガ湖、スウェーデンのヴェーネルン湖、フィンランドのサイマー湖に続き5番目に大きい。湖には東のロシア側のプスコフから流れるヴェリーカヤ川などが注ぐ。また湖から北へはナルヴァ川が出ておりバルト海(フィンランド湾)に注ぐ[1]。
面積は3,500 km²、平均水深は7m、最大深度は15mである。漁業や、観光など娯楽に使われるが、工業廃水による水質汚染が深刻化している。最大の島はエストニア領のピーリッサール島[2]。周辺にフェン、泥炭地、ヨシ原などの湿地、草地、針葉樹林と混合落葉樹林があり、東岸の湖岸低地は1994年に、ピーリッサール島を含む西岸の一部は1997年にラムサール条約登録地となった[3][4]。
1242年にドイツ騎士団とアレクサンドル・ネフスキー率いるノヴゴロド公国軍が戦った氷上の決戦として知られる決戦の舞台となった。
脚注
関連項目
外部リンク
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