ベネディクトゥス13世(ラテン語: Benedictus XIII, ベネディクト13世、1649年2月2日 - 1730年2月21日)は、ローマ教皇(在位:1724年5月29日 - 1730年2月21日)。本名はピエトロ・フランチェスコ・オルシーニ(Pietro Francesco Orsini)。
ローマの名門貴族オルシーニ家の出身(一族から出た最後の教皇)。前教皇インノケンティウス13世の後継者として1724年に選ばれたオルシーニは、初め「13」という縁起の悪い数を嫌ってか、あるいは不名誉な対立教皇と同じ名前を避けたかったのか、ベネディクトゥス14世を名乗ったが、後に混乱を避けるためベネディクトゥス13世に戻している。教皇庁と高位聖職者団の規律改善に努め、高位聖職者達の自堕落な暮らしを戒めた。しかし、富くじの廃止、財務責任者に登用したニコロ・コスチア枢機卿が職権乱用を重ねたせいで、教皇庁の財政は悪化した。
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