ベタニア・デラクルス
ウィキペディアから
ベタニア・デラクルス・デペーニャ(Bethania De la Cruz De Peña, 1987年5月13日 - )は、ドミニカ共和国の女子バレーボール選手。ドミニカ共和国代表。
来歴
2004年にドミニカ代表に初選出される。2007年からスタメンに定着し、同年のワールドカップでは、スコア部門で5位、ブロック部門で7位の成績を修めた。2007-08シーズンはVプレミアリーグの東レアローズでプレー。チームの初優勝に貢献し、自身もベスト6に選ばれた。2008-09シーズンから韓国のGSカルテックスに移籍しレギュラーラウンド1位、同シーズン準優勝を果たす原動力となった。また、2009日韓トップマッチで古巣の東レと対戦した。
産休でしばらく代表からは外れていたが、2010年の世界選手権で1年ぶりに代表に復帰した。2011年の北中米選手権で準優勝し大会MVPに選出された。同年11月のワールドカップに出場し、ベストスコアラーとベストサーバーに輝いた。
2011-12シーズンは日本のデンソーエアリービーズに所属した[1](2012年4月に退団[2])。2011/12Vプレミアリーグでは得点王、ベスト6賞を受賞した。
2012年2月5日の久光戦で1試合54得点(アタック49点、ブロック2点、サーブ3点)をマークした。これはマデライネ・モンターニョが2011年11月に韓国Vリーグで遂げた記録にならぶ当時の世界最高記録であった[3][4]。
2012年5月のロンドン五輪北中米大陸予選で優勝し、同年7-8月開催のロンドンオリンピックに出場した(チームは準々決勝進出)。2012-13シーズンにGSカルテックスに再加入した。
2013年より代表チームの主将を務め、モントルーバレーマスターズで3位入賞、北中米選手権2位、グラチャンではチームを牽引する活躍を見せた。
2014年6月のパンアメリカンカップで優勝し、ベストウィングスパイカー賞に輝いた。同年9-10月の世界選手権では過去最高の6位入賞を果たす原動力となった。2014-15シーズンはトルコリーグの強豪エジザージュバシュ・ヴィトラに移籍し、世界クラブ選手権に出場した。
2021年、東京オリンピックにも出場し、準々決勝進出の最後の椅子をかけた日本戦での勝利に貢献し、チームは2大会ぶりの準々決勝進出を果たした[5]。
2024年、アメリカの新しいバレーボールリーグであるプロ・バレーボール・フェデレーション(PVF)のオマハ・スーパーノヴァスでプレーする[6]。
球歴
受賞歴
- 2011年 - ワールドカップ ベストスコアラー賞、ベストサーバー賞[7]
- 2012年 - 2011/12プレミアリーグ ベスト6、得点王[8]
- 2012年 - ロンドンオリンピック北中米予選 MVP
- 2014年 - パンアメリカンカップ ベストウィングスパイカー賞
- 2014年 - エリツィン杯 ベストスパイカー賞
- 2015年 - 2014-15欧州チャンピオンズリーグ ベストアウトサイドヒッター賞
所属クラブ
Deportivo Nacional(2004-2007年)
東レアローズ(2007-2008年)
GSカルテックス(2008-2009年)
デンソーエアリービーズ(2011-2012年)
GSカルテックス(2012-2014年)
エジザージュバシュ・ヴィトラ(2014-2015年)
ディナモ・モスクワ(2016-2017年)
サヴィーノ・デルベーネ・スカンディッチ(2017-2018年)
Jakarta Pertamina Energi(2018-2019年)
ミラドール(2019年)
ディナモ・カザン(2019-2020年)
アスリーツ・アンリミテッド(2021-2022年)
アルタイVC(2021-2022年)
オマハ・スーパーノヴァス(2024年)
アスリーツ・アンリミテッド(2024年)
Jakarta Popsivo Polwan(2024年-)
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.