プロト・マレー

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プロト・マレー

プロト・マレー(Proto-Malay)は、マレー半島マレー諸島に住む民族。オランアスリの一つ。紀元前2500年前~1500年前にかけての長期間の移動で、アジア大陸内陸部からマレー半島やマレー諸島にやってきた。あるモデルでは、2波あるマレー語話者の移住のうちの最初の波とされる[4]。プロトマレーは現代のマレー人インドネシア人の祖先である[5]

概要 総人口, 居住地域 ...
プロト・マレー
マレーシア: メラユアスリ / メラユプルバ
インドネシア: メラユツア / メラユクノ[1]
Thumb
総人口
60.000[2]
居住地域
マレー半島:
 マレーシア65,189 (2010)[3]
 インドネシア国勢調査なし
宗教
アニミズム
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プロト・マレーは農耕技術と同時に、海洋学と卓越した漁の知識を持つ船乗りであると考えられている。長年にわたって、プロトマレーは多くの場所に入植し、その結果隣接するようになったオランアスリ部族(セマン族セノイ族)との文化接触・融合や婚姻関係によって、多くの文化や信仰を彼らから取り入れた。

遺伝子

プロトマレーの遺伝子は出アフリカ後に南ルート(イラン→インド→東南アジア)をとったものと、北ルート(イラン→アルタイ山脈→東アジア→東南アジア)をとったものが混在している[6]。例えばテムアン族では出アフリカ後に南ルート(イラン→インド→東南アジア)をとった[7]mtDNAハプログループM21、M22、N21、N22が合わせて54%、北ルート(イラン→アルタイ山脈→東アジア→東南アジア)をとった[7]mtDNAハプログループN9aB*、R9bが合わせて42%みられる[8]

脚注

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