ブムタン県

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ブムタン県(ぶむたんけん、ゾンカ語: བུམ་ཐང་རྫོང་ཁག་、ワイリー方式:Bum-thang rzong-khag)はブータン王国北部の。ブータン中東部の文化の中心地である[1]。古くからチベット仏教高僧が訪れ[2]古代寺院聖域の多い、深い歴史を持つ県である。

ブムタン県の位置
Kurje Lhakhang, Jakar
Kurje Lhakhang, Jakar

ウラ、チュメイ、タング、ブムタンの4つのからなるが[2]、まとめてブムタン谷英語版と見做す事もある。「ブムタン」は「美しい平野」を意味する。

ジャンバイ・ラカン英語版建造後に名付けられた。

経済

蕎麦乳製品蜂蜜リンゴ綿製品を生産している。小麦粉蕎麦の生産量が多い[1]

言語

ブムタン県で話される言葉はブムタン語として知られる。

チベット・ビルマ語派に属し、ブータンの国語のゾンカ語に近い。ゾンカ語話者はブムタン語を理解出来る。

4つある谷はそれぞれ方言を持ち、南部のケン族英語版地域はケン語を話す。

歴史的に、ブムタン語話者は東のクルトプ語話者や、西のヌプビ語話者、南のケン語話者との繋がりが強く、まとめて「ブムタン語族」と考える事も有る[3][4][5][6]
チベット語族英語版ブロッカトゥ語英語版危機に瀕する言語で、ブムタン谷英語版ドゥル村英語版で約300人が話すのみである[7]
ドゥル村はヤク牧畜を行う[8][9]

行政区画

ブムタン県は4つの村に分かれる[10]

以下の有名な町を含む。

県議会は毎年10月中旬に開催される。
2010年7月17日、子供が通学し易くする為にタンディンダン学校が開校した。

環境

ブムタン県の殆どの地域が国の環境保護区になっている。
北側の2/3の地域(チョエコル村とタング村)はワンチュク百年国立公園英語版に属しており、緑の回廊に囲まれている。
県南部(チュフメ村とウラ村)はフルムセングラ国立公園英語版に属する[10][11]
ブムタン県はオグロヅルの重要な冬営地である。

観光地

脚注

関連項目

外部リンク

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