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パイロットコーポレーションの筆記具シリーズ ウィキペディアから
フリクション(英語: FRIXION)は、株式会社パイロットコーポレーションが販売する筆記具のシリーズ名である(「フリクション」は株式会社パイロットコーポレーションの登録商標)。ゲルインキボールペン「フリクションボール」のほか、サインペン、色鉛筆、蛍光ペンなど複数の商品を展開している。
種類 | ボールペン・蛍光ペン・色鉛筆 |
---|---|
所持会社 | パイロットコーポレーション |
使用開始国 | ヨーロッパ |
主要使用国 | 世界 |
使用開始 |
2006年(ヨーロッパ) 2007年(日本) |
ウェブサイト | フリクション公式サイト |
温度変化により色が変わるインクを使用しており、ペンの後ろについているラバーでこすることにより、摩擦熱で筆跡は無色となり消すことができる。そのため、消しカスは出ない。なお、摩擦熱による消色温度は65 °Cに設計されているため、これを上回る高温の環境では書いた内容が端から全部消え、逆に復色温度(-20 °C)を下回る環境では消した内容まで復活する。
1972年に特許を取得した、温度で色が変わるインキ「メタモインキ」が原型。玩具をはじめとして、 ロサンゼルスオリンピック(1984年)のチケット偽造防止[1]、ボリビアの紙幣にも使用されていた。その後2002年にメタモインキを使った筆記具「イリュージョン」を発売した際に、学生のペン使用率が高く日常的にインキ消しを使う文化があるヨーロッパの支社社長から、別の色ではなく透明にできないかと提案され開発が始まった[2]。
2006年にフランスでボールペン「FRIXION ball」を発売、同年11月に蛍光ペンである「FRIXION Light」を発売。日本国内では、2007年3月にボールペン「フリクションボール」の発売を開始した。
※「ILMILY」など、フリクションの名を冠していない商品は割愛。
三菱鉛筆は2010年にフリクションボールに類似した「ユニボール ファントム」を発売した。パイロットは特許侵害を主張し2011年に三菱鉛筆に製造・販売・輸出の差し止めを求める訴訟を起こしたが[5]、2012年にパイロットは請求を放棄した[6]。
さらにパイロットは摩擦熱変色性筆記具に関する特許等に基づき三菱鉛筆が再び販売した消せるボールペン「uni-ball R:E」 の販売停止を地裁に申し立てていたが2018年2月に和解した[7][8]。
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