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フランドル・クラシック(英: Cobbled Classics、仏: Classiques Flandriennes)とは、2月から4月に主にベルギーのフランドル地方で開催される、自転車のプロロードレースのワンデイレースのうち、重要で格式の高いレースを言う。過去においてはロンド・ファン・フラーンデレン、パリ~ルーベを「クラシック」と呼び、それ以外を「セミクラシック」と呼んだが、その後E3・ハレルベーク、ヘント~ウェヴェルヘムがUCIワールドツアーに加わり、さらにその後オムロープ・ヘット・ニウスブラットとドワルス・ドール・フラーンデレンもワールドツアーに加わったことから、「クラシック」と「セミクラシック」の区別は曖昧になっている。現在ではE3・ハレルベーク、ヘント~ウェヴェルヘム、ロンド・ファン・フラーンデレン、パリ~ルーベの4つのレースを指すことが多い。「石畳のクラシック」、「北のクラシック」とも言う。
アップダウンの激しい舗装された道路を走るアルデンヌ・クラシックと違い、フランドル地方の石畳を走るレースのため、幼いころから石畳を走ることが多いベルギー人選手の優勝回数が非常に多い。その上石畳は上り坂であり[1]、スプリンターは生き残りづらく、ピュアスプリンターと言える選手が優勝することは少ない。そのためパンチャーやクラシックスペシャリストに有利とされ、鎬を削っている。
フランドル・クラシックの幕開けはオムロープ・ヘット・ニウスブラットで、翌日にクールネ〜ブリュッセル〜クールネが続く。3月下旬から重要なレースが続き、ドワルス・ドール・フラーンデレン、E3・ハレルベーク、ヘント~ウェヴェルヘムという3連戦ののち、本戦とも言えるモニュメントのロンド・ファン・フラーンデレンとパリ~ルーベを最後にフランドル・クラシックは閉幕。その後アルデンヌ・クラシックへと続く。
太字は同一年全制覇、太斜字は同一年3大会制覇、斜字は同一年2大会制覇。
順位 | 名前 | 国籍 | 通算優勝回数 | E3・ハレルベーク | ヘント~ウェヴェルヘム | ロンド・ファン・フラーンデレン | パリ~ルーベ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | トム・ボーネン | ベルギー | 15 | 5 (2004,2005,2006,2007,2012) | 3 (2004,2011,2012) | 3 (2005,2006,2012) | 4 (2005,2008,2009,2012) |
2 | リック・ファン・ローイ | ベルギー | 12 | 4 (1964,1965,1966,1969) | 3 (1956,1957,1962) | 2 (1959,1962) | 3 (1961,1962,1965) |
3 | ファビアン・カンチェラーラ | スイス | 9 | 3 (2010,2011,2013) | 0 | 3 (2010,2013,2014) | 3 (2006,2010,2013) |
4 | エディ・メルクス | ベルギー | 8 | 0 | 3 (1967,1970,1973) | 2 (1969,1975) | 3 (1968,1970,1973) |
〃 | ヨハン・ムセウ | ベルギー | 〃 | 2 (1992,1998) | 0 | 3 (1993,1995,1998) | 3 (1996,2000,2002) |
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