フランス保護領モロッコ(フランスほごりょうモロッコフランス語: Protectorat français au Marocアラビア語: الحماية الفرنسية في المغرب)またはフランス領モロッコは、アラウィー朝の統治を残したままモロッコの大部分にフランス保護国という形で設立されたフランスによる軍事支配地域である[1]。保護国は、スルタンアブデルハフィードフェス条約に署名した1912年3月30日に正式に設立されたが、フランスによるモロッコの軍事支配は、ウジダ侵攻と1907年カサブランカ砲撃英語版によって、既に始まっていた[1]

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公用語 フランス語
アラビア語
ベルベル語
宗教 イスラム教スンナ派
首都 ラバト
スルタン
1912年 - 1927年 ユースフ・ベン・ハサン英語版
1927年 - 1953年ムハンマド5世
1953年 - 1955年ムハンマド6世[2]
1955年 - 1956年ムハンマド5世
統監
1912年 - 1925年ユベール・リヨテ英語版
1929年 - 1933年リュシアン・サン
1955年 - 1956年アンドレ・ルイ・デュボワ
変遷
フェス条約 1912年3月30日
独立1956年4月7日[3]
通貨モロッコ・レアル
(1912年 - 1921年)

モロッコ・フラン
(1921年 - 1956年)

フランス・フラン
事実上一部の地域で)
現在モロッコの旗 モロッコ
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フランス保護領モロッコ
Protectorat français au Maroc (フランス語)
الحماية الفرنسية في المغرب (アラビア語)
アラウィー朝 1912年 - 1956年 モロッコ王国
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商船旗 国章
国歌: La Marseillaise(フランス語)
ラ・マルセイエーズ

النشيد الشريف(アラビア語)
モロッコの国歌
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フランスによるモロッコの征服(1907年 - 1927年)[1]
  1. Miller, Susan Gilson (2013年4月15日). A History of Modern Morocco. Cambridge University Press. ISBN 9780521810708. https://books.google.com/books?id=peGyku_eREkC&q=map&pg=PR8
  2. モハメッド・ベン・アーラファ英語版という本名の"ムハンマド6世"は、先代が追放された後にフランスによって設置されたが、スペイン保護領モロッコでは認められなかった。
  3. National Holidays & Religious Holidays”. Maroc.ma (2013年10月4日). 2020年7月閲覧。

フランスの保護領としては、フランス・モロッコ共同宣言によって1956年3月2日にフェス条約が破棄されるまで続いた[2]。モロッコの独立は、フランスの存在がなくなったことを意味するのではない。フランス軍をモロッコに駐留させる権利、モロッコの外交方針に口出しする権利などを含む、フランスの大きな影響力がモロッコに残った[3]

序章

フランス保護領(1912年 - 1956年)

フランス支配への反対

金融政策

抑圧

郵便の歴史

鉄道

遺産

関連項目

脚注

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