フライ・トルメンタ
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フライ・トルメンタ(Fray Tormenta、1945年2月5日 - )は、メキシコ出身のカトリックの神父で覆面レスラー。本名はセルヒオ・グティエレス・ベニテス(Sergio Gutiérrez Benítez)。
1945年2月5日、サン・アグスティン・メッツキティトラン(イダルゴ州) 生まれ。少年時代は貧しい家庭で育った反動から非行に走っていたが、22歳の時に司祭になることを望み神学校に入学する。哲学と神学を学ぶためにスペインとイタリアに留学する。1970年に帰国し、メキシコのローマ・カトリック大学で哲学と歴史を教える。1973年、司祭に叙階され教区司祭となる。その後、孤児院を設立。1978年に孤児院の経済的な問題のためにプロレスの道を歩む様になる[1]。
孤児院を経営する神父兼プロレスラーの映画「エル・セニョール・トルメンタ」(1962年)、「トルメンタ・エン・エル・リング」(1965年)から、自身にフライ・トルメンタというリングネームを付けた。
孤児院からは教師や公務員、弁護士といった人材が巣立っている[2]また孤児院内にはプロレスリングも設けられており、ここから実際にプロレスラーとなった人物もいた。
2011年にプロレスラーを引退後は、この孤児院出身者のマリオという男性がフライ・トルメンタ・ジュニアを襲名している。この男性はレスラーの傍ら、弁護士も務めている[3]。
その逸話は、中学校2年生の英語の教科書『Sunshine English Course 2』(開隆堂出版)の第9章に掲載された。
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