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フッ化カルボニル(フッかカルボニル、英: Carbonyl fluoride)は、化学式COF2で表される化合物。
フッ化カルボニル Carbonyl fluoride | |
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別称 カーボンオキシフルオライド カーボンジフルオライドオキシド | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 353-50-4 |
ChemSpider | 9246 |
国連/北米番号 | 2417 |
RTECS番号 | FG6125000 |
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特性 | |
化学式 | COF2 |
モル質量 | 66.01 g mol−1 |
外観 | 無色の気体 |
密度 | 2.698 g dm−3 (気体) |
融点 |
-111.26℃ |
沸点 |
-84.57℃ |
水への溶解度 | 加水分解 |
構造 | |
分子の形 | C2v |
双極子モーメント | 0.95 D |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | ICSC 0633 |
主な危険性 | 有毒 |
NFPA 704 | |
引火点 | 不燃性 |
関連する物質 | |
関連物質 | ホスゲン、臭化カルボニル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
常温では無色の気体で、吸湿性と刺激性がある。水分との接触により、二酸化炭素とフッ化水素とに分解する。
四フッ化炭素を加水・加熱することにより得られる。
または、一酸化炭素とフッ素との直接合成によっても得られる可能性がある[1]。
化学工業で、フッ化水素供給源として用いられる。
ラットを用いた実験での半数致死濃度(LC50、4時間換算値)は180ppm[2]。眼や皮膚に対し刺激性がある[2]。空気より重い気体であり、高濃度のガスを吸入すると肺水腫を起こすことがある[3]。不燃性であるが、上述の通り加水分解により有毒なフッ化水素を生じるため、周囲の火災時には水系の消火剤は使用できない[3]。
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