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キク科アザミ属の多年草 ウィキペディアから
フジアザミ(富士薊、学名 Cirsium purpuratum)は、キク科アザミ属の多年草である。富士山周辺に多いことから「フジアザミ」と名付けられた。学名(種小名)のpurpuratumは、「紫の」という意味である。
日本産のアザミの中では最も大きな花を咲かせる種類であり、高さは20–100cm、葉は長さ30–70cmに達する。茎の先端に付く頭花の大きさは子供の拳ほど(直径5–10cm)と非常に大きい。
小花は細い筒状花で紅紫色をしており、稀に白花の個体も見られる。総苞片は紫色で、先端は鋭く尖っている。
花期は8–10月。
富士山および富士山周辺の山地の山地帯~亜高山帯に分布する。砂礫地や崩壊地周辺で多く見られる。そのため基準標本は富士山のもので、日本の固有種である。
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