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かかとが7cm以上ある婦人靴 ウィキペディアから
ハイヒール(high heels)は、履くと踵部分が爪先よりも7cm以上持ち上げられる形状の靴のこと。「高い踵」という意味を持つ。高さが地表から3センチ以上これまでであれば「ミドルヒール」、3センチを下回るものは「ローヒール」となる。
パンプスからブーツに至るまで多くのバリエーションがある。踵の高さや太さ・爪先の形状などによっても別称が存在しており、踵が細く尖っているものはピンヒールやスティレットヒール(英: stiletto heel)、サンダルに近い形状で爪先や踵が露出するなどのものはハイヒールサンダル(英: high heel sandal、high-heeled sandals)やストラッピーハイヒールズ(英: strappy high heels)、ミュール(仏: Mule)とも呼ばれる。日本でいう厚底靴のような踵と爪先の両方が共に高いものはプラットフォームシューズ(英: platform shoes)と呼ばれる。
近年一般的にこの形態の靴はウェスタンブーツやシークレットシューズの様な紳士靴を除いて、殆どが婦人靴に限定されている。
現代に続くハイヒールの起源の説はいくつかあり、定説は定まっていない。
ルイ14世は背を高く見せるために愛用していたなど、前近代から近代初期にかけては男女を問わず履かれていた。しかし、ナポレオン戦争が始まり各国で国民軍が創設されると、戦場を駆け回るために男性は機能的な靴を選ぶようになったため、ハイヒールは女性の履物と見なされるようになった。
ハイヒールについて強い愛好・憎悪を持つ者もいる。例えばフィリピンのイメルダ・マルコスや、ルーマニアのエレナ・チャウシェスクはハイヒールの膨大な蒐集で有名だった。
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