ピメント

ウィキペディアから

ピメント

ピメント(Pimiento)は、大きくて赤いハート形のトウガラシの種類である。長さ7-10cm、幅5-7cmの大きさである。

概要 ピメント, 種 ...
ピメント
Thumb
ピメント
トウガラシ
品種 Pimiento
辛さ マイルド
スコヴィル値 100-500 SHU
テンプレートを表示
テンプレートを表示
閉じる
Thumb
ピメントのピクルス
Thumb
ピメントを詰めた緑色のオリーブ

ピメントの果肉は甘くて水気が多く、他のトウガラシよりも香りが強い。Floral Gem やSanta Fe Grande等、辛味のある品種もある。生のまままたはピクルスにして食べる。全てのトウガラシのうち、スコヴィル値が最も低いものの1つである。

用語

Pimientoという言葉は、元々スペイン語で、借用語として英語に取り入れられた。ポルトガル語PimentoまたはPimentãoピーマンを意味し、英語で意味するところとは異なる。ポルトガル及びアフリカやアジアのポルトガル語圏では、Pimentaという言葉はコショウまたはトウガラシを意味する(ピリピリまたはマラゲータペッパーとしても知られる)が、ブラジルではPimentaはトウガラシのみを意味し、Pimenta-do-reino(王国のトウガラシ)がコショウを表す。英語でいうところのピメントのことは、ブラジルでは、pimenta pitangaという。

詰め物

甘いピメントは、スペイン料理でよく見られる緑色のオリーブの赤色の詰め物の中身に使われる。伝統的には、ピメントを手で小さくちぎり、バランスを考慮しながら手でオリーブの中に詰める。人気の料理でありながら、この製法は、非常にコストも時間もかかるものであった。産業化以降の時代では[1]、切りそろえられたピメントを油圧ポンプでオリーブの一端に打ち込んで作られるようになった。

その他の利用

他には、ピメントチーズを作るのに使われる[2][3][4][5]。またサンドイッチ用のピメントローフの材料にもなる。

出典

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.