ビャクシ

セリ科シシウド属の多年草であるヨロイグサの漢名 ウィキペディアから

ビャクシ

ビャクシ白芷)は、セリ科シシウド属の多年草ヨロイグサ (Angelica dahurica)の漢名。または、漢方薬として用いられるその植物の根。中国産はその変種のカラビャクシの根。

概要 ビャクシ(ヨロイグサ), 分類(APG III) ...
ビャクシ(ヨロイグサ)
ビャクシ(ヨロイグサ)の花序
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : キキョウ類 campanulids
: セリ目 Apiales
: セリ科 Apiaceae
: シシウド属
Angelica [1][2]
: ビャクシ
A. dahurica [3]
学名
Angelica dahurica (Hoffm.) Benth. et Hook.f. ex Franch. et Sav. (1873) [3][4]
和名
ヨロイグサ[3]・オオシシウド[3]・コエゾニュウ[3]
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薬効成分はフロクマリン誘導体及び精油。消炎・鎮痛・排膿・肉芽形成作用がある。皮膚の痒みをとる。日本薬局方にも記載。

血管拡張と消炎の作用から、肌を潤しむくみを取るとして、古来中国の宮廷の女性達により美容用とされていた。また鎮痛、鎮静の効果のため、五積散などの漢方処方に配合される。

基原植物

基原植物はヨロイグサで、高さ1-2m。茎は太く中空で、上部で枝分かれする。葉は羽状複葉。夏、白色の小花を散形につけ、外見はシシウドに似る。分布は東シベリア、中国北東部、朝鮮半島、本州西部、九州。旧伊勢国ではウマゼリと呼ばれた[5]

脚注

関連項目

外部リンク

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