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ヒドロコルチゾン

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ヒドロコルチゾン
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ヒドロコルチゾン(Hydrocortisone)は、副腎皮質ホルモンのコルチゾールが医薬品として販売される際の成分名[2]急性副腎不全先天性副腎過形成症高カルシウム血症甲状腺炎関節リウマチ皮膚炎気管支喘息慢性閉塞性肺疾患に使われる[1]。口腔、外用、または注射で利用できる[1]。長期にわたって使用してから中止する際は、ゆっくりやめていく[1]ステロイド外用薬では日本での格付け5段階中4の酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン(商品名パンデル)、2のミディアムの医薬品ヒドロコルチゾン酪酸エステル(商品名ロコイド)[3]

概要 IUPAC命名法による物質名, 臨床データ ...
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副作用には、気分の変動、感染症の危険性の増加、浮腫がある[1]。長期的な使用による一般的な副作用には骨粗鬆症腹痛、身体虚弱、カンジダ症がある[1]。妊婦における使用の安全性は不明[4]抗炎症作用免疫抑制作用が作用する[1]

ヒドロコルチゾンは1955年に発見された[5]

WHO必須医薬品の一覧に収載されている[6]一般医薬品も利用できる[1]

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薬理

ヒドロコルチゾンは、口腔からの投与、静脈内注射、外用薬としてのコルチゾールのための薬理学用語である。

ステロイド外用薬としては、日本での格付けで5段階中4ベリーストロングの酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン(商品名パンデル)、2のミディアムの医薬品ヒドロコルチゾン酪酸エステル(商品名ロコイド)がある[3]。外用薬では吸収率の高い部位、頬、頭、首、陰部では長期連用しないよう注意し、顔への使用はミディアム以下が推奨される[3]。病変の悪化あるいは変化なしでは中止する必要がある[7]。全米皮膚炎学会によれば、ステロイド外用薬離脱の危険性を医師と患者は知っておくべきで、強いステロイドの連用は2週間までとしその後少しずつ減らしていき、効力に関わらず2-4週間以上は使用すべきではない[7]

ヒドロコルチゾンと比べて、プレドニゾロンの抗炎症性は約4倍強く、デキサメタゾンでは約40倍強い[8]。プレドニゾロンはコルチゾールの代わりになり、用量において(抗炎症性ではなく)コルチゾールの約8倍強い[9]

タンパク質結合性

多くの血中のコルチゾールはコルチコステロイド結合グロブリン (CBG) と血清アルブミンといったタンパク質に結合している。遊離コルチゾールは、細胞膜を容易に通過し、細胞内のグルココルチコイド受容体に結合する[10]

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出典

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