- RQ-2112
- 1990年7月発売。8cmスピーカー搭載のポータブルカセットレコーダー。
- RQ-8149
- 1991年5月発売。2倍録音モード搭載。視覚障害者用。
- RQ-8150
RQ-Aシリーズ
- RQ-A305
- 1988年10月発売。アナログ3バンドチューナー搭載の録再モデル。多機能リモコン、4トラック2チャンネルステレオ方式を採用。AR40メカ
- RQ-A175
- 1993年11月発売。アナログチューナー搭載のテレコタイプ。モノラルマイク・スピーカー内蔵、ワンポイントステレオマイク・ベルトクリップ付属。録音・チューナー搭載。メタルテープ再生可能。HRC24メカ使用。標準価格15,800円(1993年11月)
- RQ-A180
- RQ-A300
- RQ-A320
- 2003年6月発売。3倍録音モード搭載。チューナー内蔵。
RQ-Lシリーズ
- RQ-L306
- 1990年6月発売。ACバイアス録音方式の入門機。
- RQ-L230
- RQ-L500
- 1992年7月発売。ステレオ録音・再生。静音化設計の薄型多機能機。
- RQ-L400
- 1992年11月発売。録再オートリバース。再生スピード20%アップの早聞き再生。
- RQ-L344
- 1993年1月発売。可変式再生速度コントロール(-15%~+25%)。
- RQ-L308
- RQ-L200
- RQ-L100
- RQ-L25
- RQ-L70
- 2000年12月発売。ステレオスピーカー&マイク内蔵。
- RQ-L26
- 2002年3月10日発売[14]。3倍録音モード搭載。
- RQ-L11
- 2002年3月10日発売[14]。RQ-L26から3倍録音モードなどを除いたモデル。
- RQ-L470
- 2004年4月10日発売[19]。A-Bリピート、スピードコントロール搭載。ステレオスピーカー&マイク内蔵。大型LCD、録再オートリバース搭載。
- 「リモコン操作コマンド」と呼ばれるワンキー操作のリモコンに共通の操作コマンドがあり、再生・停止は1回押し、早送り(FF)は2回押し、巻戻し(REW)は3回押し、A面/B面反転は再生中に1秒以上押しである。
- チューナー付きモデルでは、チューナーonは停止中に1秒以上押し、選局(プリセット選局)は2回押しで>、3回押しで<、バンド変更はチューナーon時に1秒以上押し、チューナーoffはチューナーon時に1回押しである。
- 録音モデルでは、停止中(あるいはチューナーon時)に4回押しすると録音スタンバイモードになり、直後に1秒以上押すと録音開始し、録音時に1回押すと停止する。録音スタンバイキャンセルは録音スタンバイモード時に1回押すとキャンセルされる。なお、RQ-SX65Fでは、LIGHTキーを押しながら押すとすぐに録音を開始する。同機種では録音時にSOUND SELキーを押すと、録音タイムカウンタ表示に切り替わる。
- アクセスリモコンでは再生・停止・早送り・巻戻し・A面/B面反転はワンキーで行い、早送り・巻戻しはアクセスキーを用いる。複数曲の頭だしはスキップ時に飛ばす曲数分の回数を押すことで可能となっている。チューナー付きモデルでは、チューナーon・チューナーoff・選局・バンド変更はワンキーで行い、選局はアクセスキーを用いる。
- クリップは液晶型リモコンの機種のみに付属されている。光るリモコン以降はクリップとリモコンが一体化している。非液晶型リモコン全てにOPRランプを搭載している。
インサイドホン
- Uロードインサイドホン
- 主にSシリーズの初期モデルや廉価モデルに搭載されている。ステレオに対応。
- 新Uロードインサイドホン
- Uロードインサイドホンをリニューアルしたもの。主に4トラック2CHステレオに対応した機種に採用されている。
- UロードHi-Fiインサイドホン
- Sシリーズ初期の上位機種やS45以降発売されたモデル(廉価モデルを除く)に標準で採用した。主に高音質化され、通気口が新たに採用された。
- ぴったりホン(ツインロードHi-Fiインサイドホン)
- UロードHi-Fiインサイドホンをベースにしており、新たに耳のサイズに合わせた可変が可能になった。バイブレーションサウンド対応バージョンや抗菌対応バージョンもある。
- 新ぴったりホン
- ぴったりホンのリニューアルバージョンで、主にデザインが変更され、ジョイントホン初対応。1996年以降の廉価モデルではオプションとなった。
- SロードHi-Fiインサイドホン
- 設計、デザインが見直されており、通気口の位置が変更された。別売りバージョンはデザインが異なる。
- 新SロードHi-Fiインサイドホン
- 通気ダクト、通気口、デザインが改良され、重低音の抜けがさらに良くなっている。主に高音質化が図られた。主にD-SOUND対応製品に付属している。
シグナルリモコン系
パナソニックの製品では、複雑な操作体系を避けるため、ワンキー操作を特徴としていた。全てのリモコンに、「リモコン操作コマンド」と呼ばれるワンキー操作の共通の操作コマンドが使用可能で、操作時にビープ音が鳴るようになっている。
- シグナルリモコン(1989年)
- 基本操作はワンボタンのみで行なうというシンプル設計。ワンボタンによって一通りの操作が可能である。
- 基本的にはUロードインサイドホンだが、上位機種のみUロードHi-Fiインサイドホンを採用している。両方のバージョンは別売りされた。
- 見えるリモコン(1990年)
- 液晶表示機能を搭載し、本体の使用状態が一目で確認できるようになった。白黒液晶搭載に伴い、リモコンの重量が増加してリモコンが下に垂れるのを防ぐため、クリップが付属している。UロードHi-Fiインサイドホンを採用している。
- ASC(アメニティ・サウンド・コントロール)リモコン(1991年)
- シグナルリモコンをベースに、「ASCスイッチ」の追加とボリューム調節のダイヤル化及びデザインの改良が行われ、基本操作以外の操作体系の見直しが図られた。デザインはシグナルリモコンを踏襲しているが、凹凸部分が除かれて丸みを帯びた。「ASCスイッチ」は街角ポジションと電車ポジションとの切り替えのみであり、ライブポジションやS-XBSとの併用が可能。 UロードHi-Fiインサイドホンを採用している。
- 音見えリモコン、局見えリモコン(1991年)
- テープ再生時の音符表示機能とチューナー使用時のバンド及び周波数表示機能が追加された。EQ切り替えやASC切り替えはボタン操作に変更され、全ての切り替えは「ASC EQボタン」に集約された。 連続再生時間2時間で液晶表示にマークが付くようになった。 UロードHi-Fiインサイドホンを採用している。
- 音見えリモコンは、RQ-S60Vに接続してチューナー使用や周波数表示することができる。これは、音見えリモコンと局見えリモコンが同じ仕様であるため。尚、非公式であるが、RQ-S70との接続にも対応している。
- 液晶表示機能の利便性が好評を博したため、翌年に発売された当社のポータブルCDプレーヤーではCD時間表示機能を搭載し、ASC EQボタンを除いた仕様の液晶リモコンが付属した。
- 新ASCリモコン(1992年)
- ASCリモコンのマイナーチェンジバージョン。デザインは扁平となり、録音操作対応、街角ポジション非対応となった。「ASCスイッチ」は「ASC EQスイッチ」に名称変更され、S-XBSと電車ポジションとの切り替えが可能になった。ライブポジションとの併用が可能。 UロードHi-Fiインサイドホンを採用している。
- 新・音見えリモコン(1992年)
- 音見えリモコンのマイナーチェンジバージョン。色は灰色(ボタンは黒色)となり、TPS機能対応、表示は再生専用の仕様となった。尚非公式であるが、RQ-S60との接続に対応している。連続再生時間表示は1時間ごとに数字のマークが付くようになり、最大で3時間まで表示されるようになった。 UロードHi-Fiインサイドホンを採用している。
- すっきりリモコン(1993年〜)
- シグナルリモコンをよりコンパクトでおしゃれな形状にした。機能はシグナルリモコンを踏襲しているが、新たに絡みにくいコードと頭出し機能に対応し、ボリューム調節がダイヤル化された。登場当初はUロードインサイドホンのみであったが、1994年以降はぴったりホンを採用した。UロードHi-Fiインサイドホンを採用したバージョンもある。これら3種類は別売りされた。
- 新・液晶リモコン(1993年)
- 新・音見えリモコンのリニューアルバージョン。テープの走行状態がアニメーションで表示されるようになったが、新・音見えリモコンと比べて機能が大幅に弱体化したことや、リモコンの相互性の低さに加えて、3曲TPSに非対応であることから、高い評価は得られていない。初めてぴったりホン(ツインロードHi-Fiインサイドホン)に対応した。連続再生時間表示は数字で表示されるようになり、最大連続再生時間まで表示が可能になった。
アクセスリモコン系
頭出し機能に対応するために登場した。従来からの「リモコン操作コマンド」を踏襲しており、そこにアクセスキーを用いることによって操作の幅を利かせている。
- アクセスリモコン、3キーリモコン(1993年)
- 3キーを搭載しているのが特徴で、これにより、キュー&レビュー機能の使用や3曲頭出しが可能となった。従来から搭載されていたEQ切り替えが除かれた。液晶を搭載していないため、OPRランプが搭載されている。当初はUロードHi-Fiインサイドホン採用バージョンのみであったが、1994年以降はぴったりホンを採用(同社製ポータブルCD SL-S180など)し、1995年以降は抗菌対応ぴったりホンを採用した。いずれも別売りされた。
- 新アクセスリモコン(1994年)
- ASC EQボタンが追加され、デザインもアクセスリモコンとは一線を画している。ASC EQボタンは押し続けることで、1曲リピート切り替えが可能。液晶を搭載していないため、OPRランプとASC EQランプが搭載されており、ASC EQランプはアクセスランプと兼用になっている。ぴったりホンを採用。
- アクセス液晶リモコン(1994年)
- 同年夏に発売された同社のポータブルCDプレーヤーに付属していた3キー液晶リモコンをヘッドホンステレオ仕様にして、バイブレーションサウンド対応ぴったりホンを搭載した。液晶画面はRQ-S75に搭載された新液晶リモコンを踏襲しているが、音見えリモコン(局見えリモコン)以来久しぶりにチューナー表示に対応し、アクセス表示にも対応した。3曲TPSにも対応。付属クリップがワニグチ型に変更された。
- バイブレーションサウンドをONにした場合は強制的にS-XBSのON・OFFのみの選択になり、ASC EQボタンでの他のポジションとの切り替えができない。
- 光るリモコン(1995年)
- デザインは従来からのものを踏襲していない。液晶型リモコンでは初めてELバックライトと蓄光素材を搭載した。クリップはリモコンに内蔵され、ぴったりホンは抗菌対応になった。新たに電池残量表示機能が追加されたがRQ-SX33のみで、RQ-SX22Vには追加されていない。
ジョイントホン対応リモコン
- 光るリモコン(1995年)
- 同年春に登場した光るリモコンのマイナーチェンジバージョン。新たにジョイントホンに対応し、デザインも刷新された。RQ-S75以来久しぶりにチューナー表示に非対応。ELバックライトを搭載しているが、同社のポータブルCDプレーヤーに付属していたものには、ELバックライト非搭載のバージョンもある。
- 新・光るリモコン(1996年)
- デザインが大きく変更され、ステレオミニプラグ側に液晶画面、本体側に操作ボタンに分けられた。様々な機種にも付属したため、他機種との相互性が低くなった。同社のポータブルCDプレーヤーにも付属していた。
- フラットリモコン(1998年)
- 薄い、小さいのが特徴で、デザインも大きくリニューアルされた。当社のポータブルCDプレーヤー、ポータブルMDプレーヤーに付属していた。薄型化に伴ってクリップは内蔵されておらず、クリップは付属というかたちになった。
- 4キーリモコン(1998年)
- 基本動作のほか、音質切り替えが可能となりジョイントホン対応である。主に廉価モデルに付属している。
- 光るシースルーリモコン(1999年)
- 液晶画面が透けて見えるのが特徴でクリップも内蔵されている。一連の動作が可能となっている。バックライトはELバックライトからLEDバックライトに変更されている。
- ワンフィンガーリモコン(2000年)
- 親指だけで操作しやすいよう、基本動作のみをコンパクトに集約している。ジョイントホンに対応しているが、音質切り替えができなくなった。廉価モデルを中心に最終モデルまで付属しているが、機種によっては相互利用できない。(例として、RQ-SX41用のワンフィンガーリモコンではRQ-SX59を操作することはできない。その逆も同じ。)
- 光るリモコン(2001年)
- 光るシースルーリモコンのマイナーチェンジ版で液晶画面が通常のものとなった。
ワイヤレス型リモコン
- ポケットリモコン(1992年)
- 電波でコマンド信号を送信するシステムになっている。ボリューム調節は初めてボタンとなった。ASC EQボタンとライブポジションボタンは別々に配置され、従来通り併用が可能。頭出し機能にも対応している。
- コバンザメリモコン(1993年、1994年)
- デザインがシンプルになり、本体へ格納が可能になった。ライブポジションボタンはASC EQボタンに集約された。頭出し機能に対応。
- 2代目モデルでは3曲TPSに対応し、ライブポジションと他のポジションとの併用が不可能になった。また、バイブレーションサウンドをONにした場合は強制的にS-XBSのON・OFFのみの選択になり、ASC EQボタンでの他のポジションとの切り替えができない。
- RQ-S35以前は、S-XBSと電車ポジションとの併用が可能。
- RQ-S35とRQ-S35Vに至っては、S-XBS(mode1 or mode2)×電車ポジションor街角ポジション×ライブポジションによって組み合わせることができるので、合計で18通りの組み合わせが可能。
- RQ-S60以降S-XBSは1段階のみになり、S-XBS、電車ポジション、街角ポジション(RQ-S60, RQ-60V, RQ-80, RQ-S70のみ)×ライブポジションとの組み合わせに変更された。
- RQ-SX3以降はライブポジションとの併用が不可能になり、RQ-SX33以降はライブポジションに対応しなくなった。
- 室内ポジションはEQパターンはフラットであるが、RQ-S70以降はASC EQスイッチOFF時にEQ回路に電気信号を送信しないので、室内ポジションには対応していない。
- バイブレーションサウンドについては、スイッチON時にS-XBSの切り替えしかできない。S-XBSの拡張仕様という意味合いが強い。VMSSではS-XBSとの併用ができなくなった。
主なEQモードは以下の通り。
- 室内ポジション
- RQ-S70以降は搭載されていない。
- XBS/S-XBS
- RQ-S60以降は1段階のみ。
- 電車ポジション、ライブポジション
- 機種によっては他のEQモードとの併用が可能。RQ-S35やRQ-S35Vよりも前に発売された機種、下位機種、RQ-SX33以降の機種では搭載されていない。
- 街角ポジション
- RQ-S35, RQ-S35V, RQ-S60, RQ-S60V, RQ-S80, RQ-S70のみ搭載。
- バイブレーションサウンド回路
- RQ-SX5, RQ-SX5V, RQ-SX7のみ搭載。対応ヘッドホンが必要。
- VMSS回路
- 対応ヘッドホンが必要
主にAR90系メカとAR10系メカに大別される。
- AR90系メカ RQ-SX22V(1995年6月発売)までに発売されたモデル
- ゴムベルトは1本使用する。太さは0.5㎜だが直径は64mm~68㎜および75㎜である。64㎜~68㎜のモデルには65㎜のベルトが使用できる(例外あり)
- ゴムベルトを使用しているメカ部は基板で覆われているため、はんだを取り基板を外す必要がある。基板を外さなくても交換は可能だが、手間はかかり、故障のリスクは高い。後期のモデル(1994年モデル、RQ-SX3から)はヘッドブロックが取り外せるため、はんだを取る作業が減っている。
- AR10系メカ RQ-SX55(1995年9月発売)以降のモデル
- ゴムベルトは2本使用する。直径は3cmと2.4cmそれぞれ1本ずつ、太さは0.5mmのものを使用する。ただし、RQ-SX60以前に発売されたモデルとRQ-SX46,RQ-SX59はA面側のフライホイール径が異なるため、RQ-SX60以前に発売されたモデルには直径3.1cm、RQ-SX46,RQ-SX59は直径3.2cmのものを使用する。
- 左のフライホイールとプーリーに取り付けるものに3cm径のベルト、モーターとフライホイールに取り付けるものに2.4cmのベルトを取り付ける。
- ゴムベルトを使用しているメカ部は基板で覆われているため、はんだを取り基板を外す必要がある。基板を外さなくても交換は可能だが、手間は掛かり、故障のリスクは高い。また、ヘッドブロックは取り外せるため、はんだを取る作業が減っている。ただし、RQ-SX46,RQ-SX59は基板にハンダ固定されている。
- 長時間再生のためにモータートルクが小さいモーターを使用していることから、径が小さいベルトを使用するとテープが巻きとられないなどの走行不良を起こすため、注意が必要である。
- AR90系、AR10系メカのどちらもモーターの回転部が狭いため、太いベルトを使用するとモーターが動作しなくなる。
- AR90系、AR10系メカのどちらも基板上のオートリバース切り替えスイッチが折れやすいため注意が必要である。尚、スイッチが折れてしまうと反転動作を電池がなくなるまで繰り返すためスイッチや基板を交換する以外再起不能となる。
- AR40系メカ RQ-Jシリーズなど
- ゴムベルトは太さ0.5㎜、直径65㎜を1本使用する。
- RQ-JA、RQ-SA、RQ-A、RQ-P、RQ-Vシリーズ等は上記のAR系メカには属さないため(一部例外あり)使用するベルトは機種ごとに異なる。
- 走行不良
- AR10系メカの場合、高年式モデルを中心にメカ中心部にあるギアの圧着バネが外れてしまう状態になる場合がある。このような状態の場合、ベルトに問題がなくてもテープの巻き取りに悪影響を及ぼす。具体的な症状として、テープが緩く巻き取られる、古いテープなどトルクが必要なテープが巻きとられず途中で反転したり停止する、テープがピンチローラーに巻き込まれてしまいテープがワカメ状になるなどの症状が頻発する。これらの症状を防ぐために圧着バネを瞬間接着剤で固定する(基板を外す必要はない)。外れた圧着バネは径が大きい方をギア側にして黒ワッシャごと押しこめば一時的に固定される場合が多いので固定された時に瞬間接着剤を1~2滴ほど図のように白い軸と黒ワッシャのみが固定されるよう垂らす。このとき瞬間接着剤の量が多いと金属シャフトまで接着され、正常に動作しなくなるので金属シャフトにはつかないよう動作確認を行いながら固定すること。接着は瞬間接着剤を爪楊枝などに少量とり、点づけ接着が一番失敗の少ない方法である(このギアは上部の黒いギア、上記説明文の白い軸もギアとなっておりこの2つは独立して動く二重構造になっているため)。写真はRQ-SX60のものだが、AR10系メカは写真とほとんど同じである。なお、正規の修理法ではないので自己責任の下で修理を行うこと。使用頻度が高い場合は割りと保証期間内に外れることもあった。
- 駆動音がかなり大きくなる
- AR10系メカの場合、最近のモデルでも再生時の駆動音がやたら大きくなり音楽を聴いていても駆動音がはっきりと分かる状態になる場合がある。そのような状態の場合、モーターとフライホイールに通っているゴムベルトが緩んでいることが多い。対処法としてゴムベルトの交換が必要になる。具体的には上記ゴムベルト交換を参照。ゴムベルトを交換しても改善されない場合はギアにプラスチック用低粘度グリスを少量注油する方法がある。
- C-100分以上のテープは使用すべきでない。リバース機では絡まる恐れがあり、そうでなくてもモータートルクが負けて停止することがある。なおパナソニックのヘッドホンステレオのリファレンステープはNA/PX(TDKのAEと同じ)のC-60である。
- RQ-S70のリモコンをRQ-S60Vに接続した場合は、テープ使用時は問題なく操作は行えるが、チューナー操作には対応していないためチューナー時の表示はできない。また、RQ-S75に接続した場合は音符表示はできない。逆にRQ-S75のリモコンをRQ-S60, RQ-S70, RQ-S80に接続した場合はEQ選択は3つしか行えず、RQ-S60Vに接続した場合はRQ-S70のリモコンと同じ症状が出る(RQ-S75でも同じ症状)
- 曲飛ばしTPSに対応していないリモコンで曲飛ばしTPS対応機種に接続した場合は、その機能を用いることはできない。その逆もできない。
- バイブレーションサウンド対応ヘッドホンを他機種に接続しても専用回路を搭載していないので音質の向上には繋がらない。
- EQは搭載されていないものは設定しても効果は現れない。
- ワイヤレスリモコンは他機種との互換性は無いので、上記の裏技には対応しない。
- 1998年からの機種で、カセット、CD、MD 3種類のプレイヤーで区別が付きにくい液晶リモコン(フラットリモコン)が付属した時期もあり、買い替えなどにはもちろん注意が必要だった。購入時の製品化粧箱があるとリモコン品番が分かりやすい。ただ、液晶表示はNGだったが、操作だけはカセットとCDは共通であり、リモコンを流用可能であった。
- ガム型のニッケル・カドミウム電池、ニッケル水素電池はパナソニック製ならパナソニックの純正充電器か数十mAh程度の定電流充電で充電すべきである。ソニー製充電器で充電すると、急速充電タイプでは破裂や変形のおそれがある。なお、RT-BP61やHHF-AZ01SはソニーのNC-6WM、NH-10WM、NH-14WM等と互換性があり、使用は可能である。