バーチャルキー

バーチャルキー（英語: Virtual key）^[1][2]、またはデジタルキー（英語: Digital key）^[3][4]とも呼ばれる。スマートフォンのアプリを利用した自動車の鍵で、車両や鍵の管理も可能するスマートロックシステムである。

概要

バーチャルキーもしくはデジタルキーに対応した車両とスマートフォンのアプリを利用した自動車の鍵は、物理的な鍵あるいはスマートキーを利用せず、スマートフォンを携帯していれば、操作なしでドアのロックやアンロック、エンジンの始動等を行うことも可能（操作が必要な場合もある）。また、スマートフォン同士によるデジタルキーのシェア、離れた場所での車両の貸し借りも可能である^[5]。

システムは、主に認証サーバ、API、車載器等で構成される。レンタカー、カーシェアリングサービスの車両の運用管理でも利用されている^[6][7]。

歴史

• 2012年 - インフィニティ LEコンセプト（英語版）でバーチャルキーを発表^[8][9]。

• 2020年 - BMWは、iPhoneを使用したデジタルキーをAppleと共同開発した^[10]。

• 2020年 - ホンダ・e のコネクテッドサービスでデジタルキーを追加^[11][12]。

• 2021年 - レクサス・NX（2代目）にデジタルキーを搭載^[13][14]。

関連項目

• 鍵
• スマートエントリー

脚注

1. “欧米で普及する「バーチャルキー」って何？日本市場で普及しない理由とは！”. DRIVE go SEARCH. 2022年1月20日閲覧。
2. “スマホを使った『バーチャルキー』に関心…「まずは使ってみて」ジゴワッツ”. Response (2019年3月18日). 2022年1月20日閲覧。
3. “あなたのスマホがクルマの「鍵（キー）」になります - デジタルキー”. トヨタ. 2022年1月20日閲覧。
4. “スマホがクルマの鍵になるデジタルキー！実用化されているのに「普及しない」ワケ”. WEB CARTOP (2021年3月11日). 2022年1月20日閲覧。
5. “新しいコネクティッドサービス デジタルキー”. レクサス. 2022年1月20日閲覧。
6. “非接触非対面のスカイレンタカー・スマートサービス、スマホが鍵になる「バーチャルキー」を採用”. Response (2021年6月10日). 2022年1月20日閲覧。
7. “ガーデュがバーチャルキーを採用、レンタカー運用/管理システム「RAC＋」と連携して無人化”. Response (2021年8月18日). 2022年1月20日閲覧。
8. “日産、インフィニティの高級EV「LEコンセプト」”. Car Watch (2012年4月5日). 2022年1月20日閲覧。
9. “日産のEV版インフィニティ、インテル「Atom」を搭載”. 日本経済新聞 (2012年4月6日). 2022年1月20日閲覧。
10. “BMWデジタル・キー：iPhoneがクルマのキーに”. BMW (2020年7月30日). 2022年1月20日閲覧。
11. “コネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム」に新サービスを追加”. ホンダ (2020年8月27日). 2022年1月20日閲覧。
12. “【ホンダe 発表】コネクテッドサービス、デジタルキーなど3つの新機能追加へ”. Response (2020年8月27日). 2022年1月20日閲覧。
13. “レクサスとトヨタ車が新世代マルチメディアシステム導入〜デジタルキー対応、NXに搭載”. iPhone Mania (2021年6月17日). 2022年1月20日閲覧。
14. “レクサス、初のPHEVなど新型「NX」 スマホがクルマのキーに”. Impress Watch (2021年10月7日). 2022年1月20日閲覧。

外部リンク

• バーチャルキー - あなたのスマホが車の鍵に
• バーチャルキー - スマホがクルマの鍵になる