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『ナンバデッドエンド』は、小沢としおによる日本の不良漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2008年48号から2011年38号まで連載された[2][3]。2008年42号で連載を終了した『ナンバMG5』の続編に当たる。
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2016年11月に開催された『週刊少年チャンピオン』連載作家による複製原画展イベント「チャンピオン祭り」にて、本作が1990年代から2000年代の作品として展示された[4]。
ヤンキー一家で育った主人公・難破剛は喧嘩三昧の毎日に嫌気が差し、家族や友人にはヤンキー校の市松高校に通っていると嘘を付き、内緒で普通の学校・白百合高校に通って真面目な学生として過ごしている。そんな二重生活の中で次々と起こる騒動を描いた作品である。同じ作者の『ナンバMG5』の続編であり、主人公たちの喧嘩のエピソードは前作に比べて割合が減少し、主人公らの進路を織り交ぜたシリアスな展開となっている。また、前作が高校2年の夏休みエピソードでやや唐突に終了しているのに対し、本作は高校2年の2学期をプロローグとし(第1話)、高校3年の新学期からスタートしている(第2話以降)。
千葉にある筋金入りのヤンキー一家で育った主人公・難破剛。幼い頃からヤンキー英才教育を受けていた剛は、14校を傘下に持つ萬田中学のアタマをはるほどのバリバリのヤンキーだったが、普通の青春に憧れ、家族に隠れて真面目な白百合高校に進学し逆高校デビュー。時折特攻服姿のヤンキーとして問題に巻き込まれた友人を陰で助けたり、売られた喧嘩を買い相手を下すなどしている内に、「特服(とっぷく)の男」として名を馳せ、関東を事実上制覇。最強ヤンキーとシャバ僧の二重生活を送っていた(前作ナンバMG5より)。本作は、そんな剛が白百合高校の3年生に進級した時点で開始する。
美術部の部長になった剛は、クラスメートによって生徒会選挙に推挙され、悩みながらも演説に参加。得票数1位を経て、晴れて生徒会長となる。人気者の生徒会長兼美術部部長として真面目な生活を送りながらも、前作に引き続き、相変わらず陰で「特服の男」として活躍していた剛。友人且つ理解者である、市松高校の伍代直樹、千鳥商の大丸大助、萬中時代の後輩・駿河鉄人に支えられ、白百合高校最後の1年を楽しく過ごしていた。だが、新たに赴任してきた卑しい教師による身辺調査、妹・吟子の白百合高校入学など、様々な事件を通じて剛の秘密が周囲にバレてしまい、とうとうヤンキーとシャバ僧の二重生活が終わりを告げてしまう。
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