ドーパミン作動性ニューロン(—さどうせい—、dopaminergic neuron)は神経伝達物質としてドーパミンを放出するニューロンである。
概要 脳: ドーパミン作動性ニューロン, 名称 ...
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以下のような分類整理がなされている[1]。
- A8細胞群
- 赤核後方部 (RRF) の中脳辺縁系投射をするドーパミン作動性ニューロン。A10とともに大脳辺縁系に投射し、中脳辺縁系を構成する。
- A9細胞群
- 黒質緻密部 (SNc) の中脳線条体投射をするドーパミン作動性ニューロン。一部はA10とともに前頭前皮質に投射し、中脳皮質系を構成する。
- A10細胞群
- 腹側被蓋野 (VTA) の中脳辺縁系投射をするドーパミン作動性ニューロン。
- A11細胞群
- 尾側中脳間脳水道周囲灰白質 (caudal mesodiencephalic periaqueductal gray, PAG) のドーパミン作動性ニューロン。A13, A14とともに視床下部に投射、また脊髄側角に投射し、視床下部脊髄路を構成する。
- A12細胞群
- 弓状核から正中隆起、下垂体中間葉、下垂体後葉に終わり、隆起漏斗ドーパミン作動系を構成する。
- A13細胞群
- 不確帯 (zona incerta, ZI) のドーパミン作動性ニューロン。A11の一部とともに視床下部に投射し、不確帯視床下部ドーパミン作動系を構成する。
- A14細胞群
- 視床下部のドーパミン作動性ニューロン。A11の一部とともに視床下部に投射し、不確帯視床下部ドーパミン作動系を構成する。
- A15細胞群
- 視床下部のドーパミン作動性ニューロン。
- A16細胞群
- 嗅球の periglomerular cell。
- A17細胞群
- 網膜のドーパミン作動性ニューロン。
Dahlstroem, A; Fuxe, K (1964). “Evidence for the existence of monoamine-containing neurons in the central nervous system. I. Demonstration of monoamines in the cell bodies of brain stem neurons”. Acta Physiol Scand Suppl SUPPL 232: 1-55. PMID 14229500.