ドラッグ・アンド・ドロップ (英語: drag-and-drop; 「ひきずって、手放す」の意) とは、画面上の仮想的な物体を移動するためのグラフィカルユーザインタフェース上の操作の一つである。二つの物体を関連させた様々な動作を行うために使われる。

Thumb
KDEデスクトップ環境におけるドラッグ・アンド・ドロップ

ドラッグ・アンド・ドロップは、1982年初頭にスティーブ・キャップスMacintoshFinderに最初に実装した[1][2]

ドラッグ・アンド・ドロップはOS/2ワークプレース・シェル (WPS) において広く使用された。WPSでは、ドラッグ・アンド・ドロップのために右ボタンを使用し、左ボタンは選択やクリックのためだけに使われていた。

操作

ドラッグ・アンド・ドロップの操作は、基本的に次のように行う。

  1. 対象となる物体上にポインタ(矢印)を合わせた状態でマウス(または他のポインティングデバイス)のボタンを押し、そのまま離さない。
  2. ボタンを押したまま、ポインタを移動先の場所まで動かす(ドラッグ)。
  3. 目的の場所でボタンを離す(ドロップ)。

例えば、次のような場面でドラッグ・アンド・ドロップが使われる。

  • ファイルを、アプリケーションアイコンウィンドウに渡す。
  • ファイルを、別のフォルダに移動またはコピーする。
  • ウィンドウをマウスで動かし、レイアウトを変更する。
  • 文書の編集において、テキストをある場所から他の場所に移動する。
  • 文字列のある範囲を反転表示する[3]

脚注

関連項目

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