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ドクタースランプ
日本のテレビアニメ番組、メディアミックス作品 ウィキペディアから
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『ドクタースランプ』(Dr.SLUMP)は、鳥山明の漫画『Dr.スランプ』を原作とする東映アニメーション制作のテレビアニメ作品および、集英社の月刊誌『Vジャンプ』にて、1997年12月号から2000年7月号まで連載されていた漫画作品。
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テレビアニメは1997年11月26日から1999年9月22日までフジテレビ系列で、水曜19:00 - 19:30に放送された。
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概要
1997年10月に発売された『Vジャンプ』1997年12月号から、原作・監修:鳥山明、脚本:成田良美[注釈 2]、作画:山室直儀による漫画版の連載が始まり、同号でアニメの放送が発表された。
本作では、作者の鳥山明が監修とキャラクター原案を担当した[1][2]。
そのほか、スタッフ・キャストなども一新され、原作漫画やアニメ第1作から現代を意識して時代設定を変更し、鳥山明がキャラクターデザインを再設定し[2]、色設定にも多くの変更がなされた。
また、アラレ役の川田妙子、千兵衛役の屋良有作は鳥山の指名で決定された[3][4]。
東映アニメーションは、「パワーアップして復活といったコンセプトではなく、原作やアニメ1作、劇場版(第1作から第9作)とはできるだけ切り離し、初めて『Dr.スランプ』に出会った時の新鮮な驚き、むしろ新しい原作に出会ったものという考え方で企画した」と語っている[1]。
平均視聴率13.3%、最高視聴率は、第1話「アラレ誕生!」の20.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
彩度が高く輪郭がはっきりした独特のメリハリ感の強い画調が特徴。またキャラクターの衣装などポップなイメージを重視し、ノウハウ取得・蓄積のための実験的な作画手法などもみられた。第1期のオープニングアニメ(第1話 - 第28話)の多数のキャラクターによるダンスシーンがその典型である。従来の技術ではセル画を重ね合わせて撮影する必要があるが、セル画の性質上「重ね撮り」できる枚数には限界があり、デジタル作画ならではの作画手法となった(「SLUMP THE BOX 90's」付属ブックレットの解説より)。
漫画版の単行本化はなされなかったが、本作のDVDBOXに特典として漫画版全30話が収録された冊子が封入されている。
1999年3月6日には「東映アニメフェア」で、劇場版『ドクタースランプ アラレのびっくりバーン』が公開された。同年3月18日にPlayStation用ゲーム『Dr.スランプ』が発売された。また同年には、日本著作権センターから、子供向けの著作権学習教材として、『コミックでわかる著作権 ドクタースランプ ニコチャン大王 チタマ脱出作戦』(シナリオ:菅原圭一 / 作画:田中久志)が出版された。2004年まで使用された。
2008年3月21日に全74話とスペシャルを収録したDVD-BOX「SLUMP THE BOX 90's」を発売した。特典は、特製ブックレット・非売品アニメコミックなど。
第56話 - 第59話には『ドラゴンボール』の孫悟空が登場する(『ドラゴンボール』に存在するペンギン村を舞台にしたエピソードを逆輸入)。
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舞台
原作同様ペンギン村を舞台にストーリーは展開されるが、本作の本放送時の年代を考慮して作中の時代設定を原作連載時期の1980年代から1990年代に変更している。これに伴い、皿田きのこの台詞「ナウイ」「イモ」は、本作では、「イケてる」「ダサイ」に変更され、作中には携帯電話なども登場する。また『Dr.スランプ』と異なり、キャラクターの年齢経過は特にない。
原作、アニメ1作ではモブとして描かれていたゴジラやガメラといった怪獣やウルトラマンや仮面ライダーなどの他作品のキャラクターは登場していない。二足歩行で喋る動物については若干の登場はあるものの、ほとんどの場面は別の人間のキャラクターに置き換えられている。アニメオリジナルのエピソードが多いこととターボが生まれた時点で放送が終了したため、本作に登場しないキャラクターもいる[注釈 3]。また、原作、アニメ1作に登場した編集担当の鳥嶋和彦、アシスタントなども登場せず、作者の鳥山をモデルとしたキャラクターも出番は少ない。
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主な声の出演
→登場人物の詳細・その他のキャストについては「Dr.スランプの登場人物」を参照
→則巻アラレの詳細については「則巻アラレ」を参照
※メインキャラクターについては、東映公式サイトおよびフジテレビ公式サイトに掲載されているものを記載。
スタッフ
- 原作・監修[1]・キャラクター原案[2] - 鳥山明『Dr.スランプ』(集英社「ジャンプ・コミックス」刊)
- 企画 - 森下孝三・吉田竜也(東映動画→東映アニメーション)、河合徹(第1話 - 第28話)→川上大輔(第29話 - 第74話)(フジテレビ)[5]
- プロデューサー - 松崎容子・川上大輔(フジテレビ)、吉田竜也(東映動画→東映アニメーション)[5]
- 製作担当 - 鳥本武[5]
- シリーズ構成 - 西園悟[5][注釈 4]
- 音楽 - Funta、鍵山稔(第29話 - 第75話)[5]
- キャラクターデザイン - 中鶴勝祥、山室直儀[5]
- オープニング・エンディング作画[6] - 中鶴勝祥
- 美術デザイン - 辻忠直[5]
- 美術ボード - 吉池隆司[5]
- シリーズディレクター - 山内重保[5]
- 色彩設計 - 浅井聡子
- 美術進行 - 御園博
- 色指定 - 浅井聡子、千田日出子
- 動画 - EEI-TOEI、かぐら(第2話 - 第4話)
- デジタル彩色 - EEI-TOEI、スタジオかぐら(1話)、かぐら(第2話 - 第4話)
- デジタル合成、撮影 - 三晃プロダクション
- 音楽制作・協力 - a.t.m.(現:エイベックス・ピクチャーズ)、フジパシフィックミュージック[5]
- オープニングCG制作協力 - IPGマルチメディア研究センター(丸子町スタジオ)(第62話 - 第75話)
- オンライン編集 - 福光伸一
- 音響効果 - 新井秀徳(フィズサウンドクリエイション)
- 選曲 - 渋江博之(第1話 - 第65話)→神保直史(AUDIO・タナカ)(第65話 - 第75話)
- 録音 - 二宮健治
- 演出助手 - 田中浩司、祖谷悟
- 製作進行 - 山口彰彦、高瀬良一
- コンピューター製作進行 - 吉村次郎[7]
- 広報 - 為永佐知男(フジテレビ)
- 録音スタジオ - タバック
- オンライン編集 - TOVIC
- 製作協力 - 東映(第62話 - 第75話)
- 製作 - フジテレビ、東映(第1話 - 第61話)、東映アニメーション(第62話 - 第75話)[注釈 1]
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主題歌・挿入歌
- オープニング
- エンディングテーマ
- 「鼻毛がちょっととびだしている。」(第1話 - 第33話)
- 作詞 - U子 / 作曲 - U子、Hide(吉見緋出暉) / 編曲 - Hide(吉見緋出暉) / 歌 - Funta(Sony Records)
- 「Let me go!」(第34話 - 第45話)
- 作詞 - 松崎麻矢 / 作曲・編曲 - 木村貴志 / 歌 - Favorite Blue(avex trax)
- エンディングでは唯一歌詞テロップが表記されなかった。また37話から映像に合わせた登場人物のセリフのやりとりが挿入された(セリフの内容・セリフのある登場人物は回によって異なる)。エンディング映像の元は原作「ドドドでペンギン村の巻」。
- 「あなたがいてわたくしがいて」(第46話 - 第75話)
- 作詞 - 奥山美由希 / 補作詞 - m.c.A・T / 作曲・編曲 - 富樫明生 / 歌 - オボッチャマン(くまいもとこ)(avex trax)
- 作詞は番組で募集した視聴者によるもの。50話以降、イントロ部分でその回の主要キャラクターによる反省会または後日談的な掛け合いがあった。エンディング映像の元は原作「ガッちゃんえらいっ!!!の巻」。
- 挿入歌
- 「オンボロの自転車にのって」(第10話)
- 作詞:U子/ 作曲:Hide(吉見緋出暉)、U子/ 編曲:Hide(吉見緋出暉) / 歌:Funta
- 「みどり先生のこもり唄」(第67話、第73話)
- 歌 - 皆口裕子
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各話リスト
要約
視点
初期は原作に近い内容だが、20話以降は原作回でもアニメオリジナル要素が多く取り入れられるようになった。第50話以降は、ほぼアニメオリジナルになった。30話以降は前回と繋がっている回が多くなり、必ず話の前にあらすじが入る。また、作中でアラレたちが前回の出来事を話すことも多くなった。
前半の放送は15分1エピソード、30分枠で2エピソードを1話とカウントしているが、1998年4月1日放送分は1時間枠であり「ロボット対決!宿敵ドクターマシリト登場」と「キーンで優勝!? ペンギン・グランプリ」はそれぞれ30分1エピソード。
- TVスペシャル
- ドクタースランプスペシャル ロボット対決!宿敵ドクターマシリト登場!! キーンで優勝!? ペンギン・グランプリ(1998年4月1日水曜日放送)
- 本放送でスペシャルとして2話連続放送された回
- 第44話‐第45話「Xマスだよ!ドクタースランプ キャイ〜ン声優初挑戦!! んちゃ砲でニコチャン星を救えっ」
- 第56話‐第57話「ドクタースランプ 悟空登場!! アラレ感激、最後のドラゴンボールはペンギン村にあったぞ!! 超マルヒ大ザルの正体を見た」
- 第74話‐第75話「アラレ最終回?! 鬼塚ビックリ!! 豪華アニメ2時間」
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放送局
BS・CSでの再放送はリピート放送しているため、現時点(終了している場合は、最終放送時点)の放送時間のみ記載とする。
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映像ソフト・サウンドトラック
要約
視点
映像ソフト
サウンドトラック
『ドクタースランプ オリジナル・サウンドトラック』は、テレビアニメ『ドクタースランプ』のアルバム。1998年4月1日にソニー・ミュージックレコーズから発売された。
テレビアニメ『ドクタースランプ』のアルバム。劇中で使用された主題歌や挿入歌全45曲が収録されている。
収録曲
- 第1章 アラレ誕生 1.顔でかーい(テレビ・ヴァージョン)
- 第1章 アラレ誕生 2.研究所〜ラボラトリー・オブ・サイエンス
- 第1章 アラレ誕生 3.テクノ千兵衛
- 第1章 アラレ誕生 4.私の才能がこわい
- 第1章 アラレ誕生 5.バースディ・メロディ
- 第1章 アラレ誕生 6.三味線兵衛(顔でかーい和風ヴァージョン)
- 第1章 アラレ誕生 7.かけっこ〜キーン
- 第1章 アラレ誕生 8.星空〜おやすみなさい
- 第2章 ペンギン村中学校 9.ペンギン村の一日
- 第2章 ペンギン村中学校 10.でかい顔(顔でかーいコミカル・ヴァージョン)
- 第2章 ペンギン村中学校 11.みどり先生登場
- 第2章 ペンギン村中学校 12.おまぬけおせんべえ
- 第2章 ペンギン村中学校 13.大江戸草加千兵衛
- 第2章 ペンギン村中学校 14.ぬきあし、さしあし、みじかいあし
- 第2章 ペンギン村中学校 15.あら!?
- 第3章 ペンギン村の四季 16.春
- 第3章 ペンギン村の四季 17.ハウ〜海水浴
- 第3章 ペンギン村の四季 18.大日本昔話
- 第3章 ペンギン村の四季 19.スノウ・ワールド
- 第3章 ペンギン村の四季 20.大自然
- 第4章 恋する千兵衛 21.セクシーみどり
- 第4章 恋する千兵衛 22.恋ごころ
- 第4章 恋する千兵衛 23.うひひひ…〜すけべな妄想
- 第4章 恋する千兵衛 24.はちゃめちゃロックンロール(顔でかーいロックンロール・ヴァージョン)
- 第4章 恋する千兵衛 25.こらー!!
- 第4章 恋する千兵衛 26.トホホ…〜大失恋
- 第4章 恋する千兵衛 27.お顔がおおきゅうございます(顔でかーいオーケストラ・ヴァージョン)
- 第4章 恋する千兵衛 28.オンボロの自転車にのって
- 第5章 地球を救え 29.スッパマンのテーマ
- 第5章 地球を救え 30.宇宙の王者のたくらみ
- 第5章 地球を救え 31.シークレット・ミッション〜忍び
- 第5章 地球を救え 32.エマージェンシー
- 第5章 地球を救え 33.いけいけ大顔部隊(顔でかーい突撃ヴァージョン)
- 第5章 地球を救え 34.カー・バトル
- 第5章 地球を救え 35.チェイス
- 第5章 地球を救え 36.プテラノドンの襲来
- 第5章地球を救え 37.ピーンチ!!〜緊迫
- 第6章 アラレとガッちゃん 38.空とぶ天使
- 第6章 アラレとガッちゃん 39.ハッピークッピー
- 第6章 アラレとガッちゃん 40.ほよよ
- 第6章 アラレとガッちゃん 41.顔でかーい(ノーマル・ヴァージョン)
- 第6章 アラレとガッちゃん 42.いたずらガッちゃん
- 第6章 アラレとガッちゃん 43.おうちに帰ろ。
- 終章 鼻毛 44.お鼻毛が少々おとびだしになってっらっしゃいます。
- 終章 鼻毛 45.鼻毛がちょっととびだしている。(テレビ・ヴァージョン)
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劇場アニメ
要約
視点
ドクタースランプ アラレのびっくりバーン
1999年3月6日の「東映アニメフェア」で、『遊☆戯☆王』、『デジモンアドベンチャー』と同時公開された劇場版作品。上映時間は50分。配給は東映。
VHSは、東映ビデオより1999年9月10日に発売。DVDは、「Dr.スランプ劇場版DVD-BOX SLUMP THE BOX MOVIES」に収録されている。オープニングテーマはテレビアニメと同じで、エンディングテーマは「これでいいのでしょうか」。ゲストとして、キャイ〜ンのウド鈴木がナシババ役、天野ひろゆきが石川八右衛門役で特別出演している。
- キャスト
- 則巻アラレ:川田妙子
- 則巻千兵衛:屋良有作
- 則巻ガジラ:石橋千恵
- 則巻みどり:皆口裕子
- オボッチャマン:くまいもとこ
- 木緑あかね:小西寛子
- 空豆タロウ:太田真一郎
- 空豆ピースケ:浦和めぐみ
- ニコチャン大王:島田敏
- ニコチャン家来:堀川亮
- ランプの魔人:川津泰彦
- 衛兵:今村直樹
- モデル:藤巻恵理子
- モコモコ:新千恵子
- ナシババ:ウド鈴木(キャイ〜ン)
- 石川八右衛門:天野ひろゆき(キャイ〜ン)
- スタッフ
- 製作:高岩淡、玉村輝雄(集英社)、泊懋
- 原作:鳥山明「Vジャンプ、マーガレット連載 ジャンプコミックス刊」
- 企画:森下孝三、古田竜也、川上大輔(フジテレビ)
- 脚本:成田良美
- 音楽:DIG IT A GO
- 撮影監督:福井政利
- 編集:福光伸一
- 録音:二宮健治
- 美術監督:大河内稔
- キャラクターデザイン、作画監督:小泉昇
- 製作担当:高梨洋一
- 監督:山内重保
- 作画監督補佐:山室直儀、袴田裕二、富田与四一、泉恭子、白百合牧
- 美術ボード:宮前光春
- 美術監督補佐:大河内ひとみ
- 美術進行:御園博
- 色彩設計:浅井聡子
- ゼログラフ:戸塚友子
- 仕上進行:萩野光雄
- 効果:新井秀徳(フィズサウンド)
- 編集助手:森本真貴
- 編集ネガ:後藤正浩
- 録音助手:国分政嗣
- 記録:小川真美子
- 製作進行:清水洋一、山縣仁
- 助監督:境宗久、藤瀬順一、所勝美
- 宣伝:大西弘行、星玲子、渋江俊一
- 録音スタジオ:タバック
- 現像:東映化学
- 主題歌
- オープニングテーマ 「HELLO,I LOVE YOU.」
- エンディングテーマ 「これでいいのでしょうか」
- 2曲とも、作詞 - サンプラザ中野 / 作曲・編曲 - M・KAWAI / 歌 - YURIMARI
- サウンドトラック
- 劇場版『ドクタースランプ アラレのびっくりバーン』の劇中で使用された主題歌や挿入歌全31曲が収録されている「ドクタースランプ アラレのびっくりバーン・サウンドトラック」が1999年3月25日にエイベックス・トラックスから発売された。
収録曲
- ラブリーセンベイ。?みどり。
- アラレのテーマ
- Hello,I love you.(オープニングテーマ)
- ナシババ参上
- はるのせいのテーマ
- ナシババのテーマ
- Hello,I love You.〜アラレ火を吹く〜
- ヤエモンじいさんエライッ!!
- はるのせいとのおもいで
- アラレのきもち
- Hello,I love You.〜出発!〜
- アラレマイペース
- 怪盗アラレ
- FASHION SHOW
- まかふしぎな世界
- まかふしぎな世界〜潜入〜
- まかふしぎな世界〜接近〜
- ナシババのテーマ2
- まかふしぎな世界〜魔法のリボン〜
- パオくずれる
- ナシババアクション
- ナシババアクション2
- アラレのピンチ
- 悪人ナシババ
- まかふしぎな世界〜崩壊〜
- Hello,I love you.〜アラレ風船〜
- アラレのテーマ〜エンディング〜
- これでいいのでしょうか(エンディングテーマ)
- あなたがいてわたくしがいて(アニメ「ドクタースランプ」エンディングテーマ)(BONUS TRACK)
- あなたがいてわたくしがいて(Sample Battlers Remix)(BONUS TRACK)
- あなたがいてわたくしがいて(Instrumental)
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漫画版
ドクタースランプ
1997年『Vジャンプ』(集英社)1997年12月号から2000年7月号まで連載され、原作・監修:鳥山明、脚本は成田良美[注釈 9]、作画は山室直儀が担当した。ほとんどはアニメにない話で、アニメ終了後も連載していたため、ターボ誕生以降の話もある。
コミックでわかる著作権
1999年、日本著作権センターから、子供向けの著作権学習教材として、「コミックでわかる著作権 ドクタースランプ ニコチャン大王 チタマ脱出作戦」(シナリオ:菅原圭一 / 作画:田中久志)が出版された。日本全国の小学校6年生全員に配布され、2001年度には約130万部が作成・配布された[9]。
なお、漫画そのものの原作ではなく、本作をベースとしている。
- あらすじ
- この度オープンしたペンギン村美術館のこけら落としのイベントとなる「ペンギン村芸術祭」を間近に控えたペンギン村。アラレたち村立学園中学部の生徒らは芸術祭に出展する作品[注釈 10]を作っている最中にみどりから著作権について学んだ。
- その頃千兵衛は、コピー君を使ってアラレのパーツをコピーしようとしていた[注釈 11]。そこへ帰宅したアラレと千兵衛が著作権について話している[注釈 12]様子を窓越しに見ていたニコチャン大王と家来は、コピー君を使って千兵衛が以前作製した宇宙船をコピーしニコチャン星に帰る作戦を思いつく。
- その夜、大王たちは則巻家に侵入しコピー君を唆して宇宙船をコピーさせた上で、拡大縮小マシン共々連れ出してしまう。そして、たまたま通りかかったペンギン村美術館の展示品(芸術祭の作品も含む)を次々にコピー・縮小し持ち出す。宇宙船で帰ろうとするが[注釈 13]、その翌朝にこの事件がマスコミによって報道された。アラレとガッちゃんは自分たちの作品を心配し美術館へ向かう。その後、前日の続きをすべく作業部屋に入り込んだ千兵衛もおとぎマシーンの証言でこの事件の真相を知った。著作権侵害を働いた大王らに憤慨した千兵衛は野望を阻止すべく、コピー君で作ったコピー品を探知する「コピーサーチ君」を発明する。
- ニコチャン大王たちは山頂で宇宙船にコピー品を積み込んでいたが、コピーサーチ君を基に追跡してきたアラレたちに見つかり計画を阻止される[注釈 14]。周囲から非難を浴びる中、「オリジナルがあるならコピーを取っても構わない」と開き直るニコチャン大王を千兵衛が叱責する。人の心が込められた作品を粗末に扱う自らの行為を反省した大王たちは「もう二度と勝手にコピーしない」と誓い、おとなしくペンギン村警察署に連行された。
- コピー品がすべて消え、芸術祭が無事開催される中、ニコチャン大王たちは警察署の留置所の中で「地球の思い出」を綴った本の原稿[注釈 15]を書きながら、いつになったらニコチャン星に帰れるのかと嘆いていた。
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関連書籍
原作版ではなく、本作のキャラクターデザインを使用。
- ドクタースランプアラレちゃんの小学生からはじめるこれだけ英語(集英社、2000年3月1日発売、ISBN 978-4-08-314006-8)
- ドクタースランプアラレちゃんの小学生からはじめる 続これだけ英語(集英社、2000年9月発売、ISBN 978-4-08-314008-2)
- ドクタースランプアラレちゃんの小学生からはじめる CD これだけ英語 続これだけ英語(集英社、2000年9月1日発売、ISBN 978-4-08-901142-3)
- ドクタースランプアラレちゃんの自主トレたし算ひき算(集英社、2001年3月1日発売、ISBN 978-4-08-314010-5)
- ドクタースランプアラレちゃんの私案小学校英語教科書 CD付き(集英社、2001年7月1日発売、ISBN 978-4-08-314015-0)
ゲーム
1999年3月18日にバンダイより発売された本作を題材としたPlayStation用アクションアドベンチャーゲーム。声は則巻アラレ、ガッちゃんのみで、声優はアニメと同じ。
話す時は、話したいキャラクターのそばまでいって、四角ボタンを押すと話せる。移動する時は、ドアの前で四角ボタンを押す。めずらしい動きを見るとアラレは、キャプチャーし自分アクションに取り入れることができる。
- スタッフ
- エグゼクティブプロデューサー - 大下聡
- プロデューサー - 浅沼誠、今西智明、鈴木敏弘
- ディレクター - 島田晋作
- プログラム - 宮部寿保、太田博久、野田誠治、水野裕士
- グラフィック - 谷口俊一、鈴木邦夫、新保孝、稲垣裕
- 音楽 - 山本健司
- サウンド - 岩月博之
- フジテレビジョン - 川上大輔
- 東映アニメーション株式会社 - 森下孝三、吉田竜也、中鶴勝祥、山室直儀
- 週刊少年ジャンプ編集部 - 鳥嶋和彦、高橋俊昌、武田冬門
- 月刊Vジャンプ編集部 - 古倉英男、近藤裕、岡本堅史
- 松本恒男、赤松直人、宮本大典
- 名古屋ナツメ有限会社 - 松本光男
- 制作協力 - 株式会社オフィス・トゥー・ワン、株式会社キャラメルママ、株式会社青二プロダクション、株式会社81プロデュース、株式会社タバック
- スペシャルサンクス - 藤原尚、千川耕司、笹野井隆広、水野貴大、久保勝範
- 製作 - 株式会社バンダイ
脚注
関連項目
外部リンク
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