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アメリカの音楽プロデューサー ウィキペディアから
トッド・エドワーズ(Todd Edwards)は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ブルームフィールド出身のハウス/ガラージ[訳語疑問点]・ミュージック・プロデューサー、シンガー、グラミー賞受賞者。2021年7月末現在ロサンゼルス在住[3]。
トッド・エドワーズ Todd Edwards | |
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トッド・エドワーズ (2012年・ボストンにて) | |
基本情報 | |
出生名 | Todd Edwards |
別名 |
The Messenger Todd Imperatrice |
出身地 | アメリカ合衆国 ニュージャージー州 ブルームフィールド |
職業 |
音楽プロデューサー DJ シンガー ソングライター |
担当楽器 |
デジタル・オーディオ・ワークステーション ターンテーブル MIDIキーボード Juno-106[1][2] |
活動期間 | 1992年 – 現在 |
共同作業者 |
ダフト・パンク (Daft Punk) サンシャイン・ブラザーズ (Sunshine Brothers) マーク・キンチェン (Marc Kinchen) マスターズ・アット・ワーク (Masters at Work) |
公式サイト | www.toddedwardsmusic.com |
エドワーズの音楽は、1990年代中期のイギリスに発生しようとしていたUKガラージ (UK garage) というジャンルに対する大きな影響力とみなされている[4]。エドワーズは、評論家のサイモン・レイノルズ (Simon Reynolds) が「ボーカルの断片をクロスハッチングして、メロディックでありながらパーカッシブな至福のしゃっくりのハニカムにする」と述べる徹底的なサンプリング/リミックス・テクニックでその知名度を高めた[4]。ソロ・アルバムと他のアーティストのリミックスのいずれにも用いられているこのテクニックは、時に元のトラックをほとんど判別できないものとする。
エドワーズが手がけた数百に上るリミックスの中には、ワイルドチャイルド (Wildchild)、サン・ジェルマン (St. Germain)、ベンジャミン・ダイアモンド (Benjamin Diamond)、ジャスティス (Justice)、クラクソンズ (Klaxons)、ディミトリ・フロム・パリ (Dimitri From Paris) などのアーティストの作品がある。エドワーズはダフト・パンクのアルバム『ディスカバリー』(Discovery) の収録曲「フェイス・トゥ・フェイス」(Face to Face) に共同プロデュースとボーカルで参加している。ダフト・パンクとは、2013年のアルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』(Random Access Memories) に収録の「フラグメンツ・オブ・タイム」(Fragments of Time) でも共同ライティング/共同プロデュース/ボーカルの提供によりコラボレーションしている。また、この作品でエドワーズはグラミー賞を受賞した。
トッド・エドワーズは、1992年前後に音楽制作を開始した[5]。4つ打ちのビートの上に独特のコラージュを組んでボーカルを再構成するテクニックには、マーク“MK”キンチェン (Marc "MK" Kinchen) の影響がある。[6]
エドワーズは信仰に関する青春時代のネガティブな経験ののち、1990年代に敬けんなクリスチャンとなった[7]。これは繰り返しエドワーズのコラージュに見いだされる隠れたメッセージ、すなわちしばしば含まれる宗教的なフレーズに明らかである[8]。
その初期にハウス・ミュージックの影響を受けたエドワーズの作品は、UKガラージ/2ステップ・シーンの形成に大きな役割を果たした。楽器の代わりにボーカルをサンプリングする独自のサウンドは、トッド・テリー (Todd Terry) やMK、また自身の試行錯誤に基づく経験をヒントに開発された。[9]1995年、フランスのアーティストであるサン・ジェルマンからエドワーズに対し、エドワーズのマネージャー経由で自身の楽曲「アラバマ・ブルース」(Alabama Blues) のリミックス制作の打診があった。サン・ジェルマンが影響を受けたプロデューサーに言及しているこの楽曲には、エドワーズの名前が含まれていた。制作され注目を集めた同曲のリミックスなど、この時期のエドワーズには優れたオリジナル/リミックス作品がいくつかあった一方で、DJ活動に着手したのは2000年代前期のことであった。[10]ギグのためイギリスに渡りはじめた[9]アメリカ生まれ・アメリカ育ちのエドワーズは、すぐにヨーロッパでアンダーグラウンドの支持を得た。[11]
エドワーズはダフト・パンクのアルバム『ディスカバリー』(Discovery) の収録曲「フェイス・トゥ・フェイス」(Face to Face) の共同プロデュースとボーカルを担当した。この楽曲は2004年、ビルボードクラブチャートで第1位となった。2006年には、LP『オデッセイ』(Odyssey) の各曲でボーカルを披露しているが、ここではさまざまな変名を使用している。[12]2012年には、フランスのプロデューサー、サーキン (Surkin) とEP『アイ・ウォント・ユー・バック』(I Want You Back) をリリースした。[13]2013年4月、ダフト・パンクのアルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』(Random Access Memories) への参加が明らかになった。エドワーズが担ったのは「フラグメンツ・オブ・タイム」(Fragments of Time) のボーカル/共同ライティング/追加制作であった。[14]第56回グラミー賞において、『ランダム・アクセス・メモリーズ』は最優秀ダンス/エレクトロニカアルバム賞、最優秀アルバム賞を受賞した[このほか最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)も受賞している]。エドワーズは、これに伴いグラミー賞を初受賞した。[15][16]
今日もエドワーズはトラック制作・リミックスを継続中であるとともに、今後多くのツアーを計画している。2013年7月にDJ EZと臨んだインタビューでエドワーズは、『ランダム・アクセス・メモリーズ』に参加したエンジニアのピーター・フランコ (Peter Franco) との共同プロデュースで自身が歌唱するボーカル・アルバムを企画しており、これを勧めたダフト・パンクのトーマ・バンガルテル (Thomas Bangalter) がその監督を務める可能性があると述べている。[17]
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