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『デスティニーズチルドレン』(英:Destiny's Children)は、英国の小説家スティーヴン・バクスターによるSF小説3部作。 同作者による『ジーリー』シリーズと世界設定を共有している。作者の他の作品である『マニフォールド・トリロジー』のように、それぞれが直接的な続編ではなく、概念、テーマ、そして時には複数の登場人物によってテーマ的にリンクされている。
バクスターはシリーズの執筆のきっかけについて複数の理由を挙げている [3]。
一つは1996年のオーストラリアのメルボルンで行われた第57回ワールドコン出席のため訪れた際にカンガルーを見かけたことを挙げている。
もう一つは2007年に日本の横浜で開催された第65回ワールドコンに参加した際、日本のファンにジーリーシリーズが好評だったことを挙げた。
『ジーリー』シリーズにおいて、人類は他の異星種族を退け、ジーリーに次ぐ地位を得て、以降も数十万年にわたってジーリーとの星間戦争を続けてきた。それまでの作品では人類が銀河中へと広まっていく始まりの時代と、ジーリーに敗北し封じ込められた終わりの時代が描かれてきたが、バクスターはその中間を考えていた。そして人類の興亡がどのように起こり、人類がどのように変化していくのかのアイデアを集め始めた。
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