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ニワトリの品種 ウィキペディアから
チャボ(矮鶏)とは、ニワトリの品種名である。日本の天然記念物に指定されている。多くの品種を持ち、観賞用として古くから愛好されてきた。
東南アジアと貿易を行った朱印船や南蛮貿易、あるいはそれ以前において、17世紀まで存続したチャンパ王国の鶏品種を日本で改良・作出したと考えられている。
「矮鶏」という漢字表記からも分かるとおり、他の品種に比べて小型であり、オスで730g、メスで610g程度が標準的な体重である。また足が非常に短く、尾羽が直立していることが外見上の特徴である。
日本国外でも、ジャパニーズ・バンタムと呼ばれて愛好されている。こちらの由来は、現代インドネシアのバンテン州にあったバンテン王国やその異称バンタムからである。なお、チャボに限らずバンタムと呼ばれる品種のうち、真のバンタム (true bantam) と呼ばれるものには小柄な個体が多く、格闘技の体重別階級において軽めの選手が振り分けられるバンタム級の由来にもなった。
非常に多くの品種が知られているが、鳴き声などの問題で鶏自体の飼育が敬遠される中、絶種が懸念される品種も少なくない。
色彩は主にオスについてのものであり、品種によってはメスには当てはまらないものもある。
天然記念物ではあるが飼育や食肉消費は合法[注 1]であるため、農村では他の品種の鶏と同様に貴重なたんぱく源として利用されてきた。また、卵(鶏卵)は小さい分味が濃いとして珍重された。ほか、雛を孵す能力に優れていたため、抱卵・育雛をしないアヒルやキジ科の鳥などの仮母としても重宝された。
天然記念物の登録名として、矮鶏という名称が使われている鶏がある。いずれも小型で足が短いのでチャボのような印象を与えるものの、チャボの一品種というわけではないため、愛好家間では違う名で呼ばれている。いずれも高知県の原産である。
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