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『ダイイングライト2 ステイヒューマン』(英:Dying Light 2)は、Techland、スパイク・チュンソフトより2022年2月4日に発売されたオープンワールド型ホラーゲームである。略称は『DL2』。
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ジャンル | サバイバル、アクション |
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対応機種 |
Steam PlayStation 4 PlayStation 5 Xbox One Xbox Series X/S Microsoft Windows Nintendo Switch(クラウド版) |
開発元 | Techland |
販売元 |
【PS4,PS5】スパイク・チュンソフト 【Xbox One,Xbox Series X/S,Steam】Techland |
シリーズ | ダイイングライトシリーズ |
人数 |
シングルプレイ:1人 マルチプレイ:最大4人 |
発売日 | 2022年2月4日 |
対象年齢 | CERO:Z(18才以上のみ対象) |
ストーリーの進展に影響する「メインクエスト」と、プレイヤーがNPCからの依頼などを任意で受けることができる「サイドクエスト」が存在する。更に道中プレイヤーの身の回りでランダムで発生する「遭遇」があり、ゾンビに襲われている生存者の救出や主人公の敵対勢力となるレネゲイドの排除を行う。クエストや遭遇を遂行すると、アイテムや現金、経験値を入手することが可能で、メインクエスト以外のクエストの受注はプレイヤーの自由裁量に委ねられる。
今作のメインクエストでは選択肢が度々登場し、どの選択肢を選ぶかでその後の展開やキャラクターの生死などが変わる。
マップは、2~3階建ての建物が多い古風な街並みの『オールド・ヴィレドー』と、高層ビルが立ち並ぶビジネス街の『セントラルループ(センター)』の2種類のマップに分けられている。オールド・ヴィレドーはストーリー前半の舞台で、チュートリアル終了後すぐにプレイ可能。セントラルループはストーリー後半の舞台で、ある程度メインクエストを進めるとプレイ可能になる。
生存者達の拠点は「安全区域」となっており、アイテムの収納場所や眠ることで昼夜を切り替えるベッドが備えられている(一部例外もあり)。マップ各所にある風車やナイトランナーの隠れ家などを解放すると、その場所が安全区域になる。安全区域には必ず、ゾンビが近づけないように、UVライトが設置される。また、安全区域は死亡した際のリスポーン地点という役割も持っている。
マップ内はいくつかの地域に区分されており、各地域にある給水塔や変電所などの「施設」を開放すると、その地域を「サバイバー」と「ピースキーパー」のどちらに管轄させるか選ぶことができる。地域をどちらの管轄にするかで、マップの様相が変わってくるほか、ストーリーの分岐にも影響する。サバイバーの管轄にした場合は、地域内にジップラインやエアバッグなど、移動に便利な設備が設置される。ピースキーパーの管轄にした場合は、地域内にカートラップやレイザーキャノンなどの罠が設置される。
ファストトラベルは、今作ではマップの各所に存在する地下鉄駅を解放することで、その駅がファストトラベル地点になる。また、その地下鉄駅は安全区域も兼ねる。
前作と同様、昼夜の概念がある。
昼間は屋外の感染者が少なく動きも緩慢なため、比較的安全で探索がしやすい。ただ、「ダークゾーン」と呼ばれる日光が届かない建造物の内部は、多くの感染者が潜んでいるうえに凶暴なヴォラタイルもいるので、非常に危険。大きな音を立てたり移動の際に近付きすぎると、寝ている感染者を起こしてしまい襲われる。
夜間は、屋内で寝ていた感染者たちが外に出て活動するため、屋外の感染者が大幅に増える上に凶暴性も増す。ヴォラタイルやハウラー、レヴナントなど、昼間はいなかった特殊な感染者も出現する。ヴォラタイルやハウラーに見つかると「チェイス」という状態に移行し、大勢の感染者に追いかけられる危険な状態になる。チェイスが始まった場合は、安全区域に入れば逃げ切ったことになり、チェイスが終了する。このように、夜間は昼間より遥かに危険であるが、そのぶん経験値に夜間ボーナスが付与されるため、経験値は夜のほうが稼ぎやすい。また、ダークゾーンは感染者が減って探索がしやすくなる。
今作では、「戦闘スキル」と「パルクールスキル」の2種類に分けられたスキルを解放していくことでエイデンを成長させる。
上記スキルの他、強化要素として「ステータス」が2種類存在する。
ステータスを強化するためには、GREが開発した薬剤「インヒビター」が必要。インヒビターはマップ上にあるGREの関連施設の他、主に屋内に置かれており、インヒビターコンテナと呼ばれる箱に入っている。インヒビターを3つ消費することで、体力またはスタミナを1レベル強化できる。上記のスキルの中には、体力やスタミナを一定のレベルまで強化させないと解放できないものもあるので、エイデンを強化するにためには、経験値を溜めると同時にインヒビターを積極的に見つけていく必要がある。
今作で新たに登場した要素。エイデンはストーリー冒頭でハランウイルスに感染しているため、いつヴァイラルに転化してもおかしくない状態になっている。感染は日光やUVライトの下にいれば進行しないが、日光の届かないダークゾーンを探索したり夜間に行動すると、免疫力が低下し感染が進行していく。そのため、ダークゾーンや夜間の探索の際は、画面に表示される免疫力のメーターにも気を配る必要がある。 免疫力がゼロになると、エイデンはヴァイラルに転化して死亡扱いになる。そのため、免疫力がゼロになる前に、屋外の日光の下やUVライトがある安全区域に戻る必要がある。アイテムを使用して免疫力を回復することもできる。 インヒビターを消費して体力やスタミナを強化すると、それと連動して免疫力の持続時間も長くなる。
本作のアイテムやお金は基本的に現地調達であり、マップ中に存在する民家のチェスト、車の荷台、ごみ箱、撃破した敵などから入手することができる。中には施錠されているものもあり、ピッキングで開錠しなければならないが、その分強力な武器を得やすい。なお、ピッキング時は無防備になるので、周りに敵がいないかどうかも気を配らなければならない。
ピッキングには前作と同様、「ロックピン」というアイテムが必要。このロックピンを鍵穴に入れて動かし、鍵が回る位置を探して解錠する。何回か失敗したり、鍵が回わらない位置で回し続けると、ロックピンが折れてしまう。また、ピッキングには難易度があり、簡単なものほど鍵を回せる当たりの範囲が広く、難しいものほど当たりの範囲が狭くなっている。
今作の武器は、マチェットや手斧等の片手武器や大型ハンマー等の両手武器といった近接武器が主体。飛び道具は当初は弓だけだったが、アップデートにより銃器も登場するようになった。武器には耐久値が設けられており、耐久値が0になるとその武器は破損する。[1]武器にはランクが存在し、ランクが高いものほどダメージや耐久値が高い。また、スロットが設けられている武器もあり、そのスロットに「武器MOD」を装着することで武器を強化できる。
武器には「レアリティ」があり、レアリティは武器のアイコンの色でわかるようになっている。色はレアでないほうから順に「灰(コモン)」「緑(アンコモン)」「青(レア)」「紫(ユニーク)」「黄(アーティファクト)」となっており、レアリティが高い武器ほど高性能で、スロットの数も多い。
今作ではエイデンが身に着ける装備品も登場する。装備品は「頭(ヘッドギア)」、「手(グローブ)」、「胴(チェストピース)」、「腕(アームガード)」、「脚(ジョガーパンツ)」、「靴(スニーカー)」の6部位に分かれている。 装備品にも武器と同様のレアリティとランクがあり、それらが高いものほど防御力が高い。また、パルクールの持続時間アップや攻撃時の消費スタミナ減少など、様々な効果を持つ装備品もある。
前作同様、アイテムの生産を行う「クラフト」システムがある。特定の条件で得られる設計図や必要な素材を使用し、投擲武器や回復アイテムを生産することができる。 今作ではクラフトアイテムにもアップグレードが存在し、アップグレードすると、回復アイテムの場合は回復量が増えるなど、生産したアイテムの性能がアップする。このアップグレードに必要なアイテムの中には「討伐の証」というものが存在し、これはクリーチャーを倒してその死体から入手する。「緑(アンコモン)」「青(レア)」「紫(ユニーク)」の3つのレアリティが存在し、強力なクリーチャーほど、持っている討伐の証のレアリティが高くなる。
エイデンの冒険に役立つアイテムとして、6つの特殊なツールが登場する。主にかつてヴィレドーで活動していたナイトランナーが使用していたもので、入手すると探索や戦闘で大いに役立つ。 最初は何も持っていないが、ストーリーを進めることで1つずつ入手していく。クラフトマスターの店でアップデート可能なものもあり、アップデートすると利便性が増す。ただし、アップデートするには軍の補給物資で入手できる「軍事データ」が必要。
2013年にハランで発生した、人をゾンビに転化させるハランウイルスの感染拡大。その後、崩壊したハランは地図上から抹消されたが、世界中の天才たちの手でワクチンが開発されたことで、人類はこの病に打ち勝ったと思われた。しかし、GREは「研究所を閉鎖する」との誓いの裏で、軍事目的で密かにウイルスの研究を続けており、2020年頃に極めて強い感染力と致死率の高さを併せ持つハランウイルスの変異株「THV」が世界中に蔓延。世界の人口の98%がTHVで死に至り、2023年には人類は滅亡の危機に陥った。翌2024年の秋、THV感染者のDNAの退化を促進し死に至らしめる効果があるTHV-GenModという化学物質が発見され、ゾンビたちに対抗する有効な武器になることが期待された。その翌年、1月6日のブラックマンデーに、人類最後の砦となったヨーロッパの都市「ヴィレドー」で大規模化学爆撃が行われたが、何十万人もの死者が出た上に大規模な突然変異が発生した。これにより新種のゾンビが発生し、ヴィレドーはあらゆる種類のゾンビで溢れかえった上、周辺の区域が化学物質で汚染されてしまい、ヴィレドーはハランと同様、隔離壁で囲まれ外界から閉ざされることとなった。
それから時は経ち2036年。生き残った人類はゾンビと戦いながら、小さな集落に身を寄せて暮らしていた。そんな中、その集落の間を行き来して物資や情報を運ぶ者達がいた。荒野を旅する勇気もしくは絶望を持ち合わせている彼らを、人々は流浪人と呼んだ。
主人公のエイデン・カルドウェルは、流浪人として何千kmも旅をしていた。エイデンは流浪人として旅しながら、幼少期に生き別れた妹のミアと、その時自分達兄妹に謎の実験を行ったワルツという男を探していた。そんな時、同じ流浪人のスパイクと再会。エイデンは、スパイクと連絡を取り合っていた情報提供者がミアやワルツの手掛かりを知っていると聞き、ヴィレドーに通じるトンネル内で会う約束を取り付ける。エイデンはそのトンネルに向かうが、トンネル内で凶暴な感染者ヴォラタイルに襲われ、THVに感染。危機一髪のところで情報提供者のディランに助けられるが、直後にディランがワルツの率いる武装集団に囚われてしまう。エイデンはディランを助けるが、ディランは拷問を受けて重傷を負っており、ミアの居場所を尋ねるエイデンにGREアクセスキーを託し、「フィッシュアイにいるラワンという女性に渡せ。キーと彼女の助けがあれば全てがわかる」と言い残し、自らの命と引き換えにエイデンを逃がす。エイデンは武装集団から逃げ切り、ヴィレドーに向かう。
エイデンは、オールド・ヴィレドーの生存者達の拠点であるバザールに到着するが、そこでTHVの発作が起こり、転化寸前の状態に陥ってしまう。あわや生存者達に殺されそうになるが、そこにやってきたホーコンという男に救われる。免疫力と体力を高める薬剤「インヒビター」の接種を受けたことで転化を免れたエイデンは、ミアとワルツを見つけるため、そして街の生存者達のためにヴィレドーを駆け回り、様々なミッションをこなしていく。
2018年6月、ロサンゼルスで開かれたE3にて発表された。前作『ダイイングライト』と違い、ストーリー中に様々な選択肢があり、主人公(プレイヤー)の選択によってマップの様相やストーリーが変わっていく、ストーリードリブン型のゲームとなっている。[2]。
2019年のE3では、各種パルクール、2020年春発売予定[3]、主人公は感染者のエイデンということ以外のその他の情報は(細かい発売日などの)発表されていない。
2020年1月21日に2020年春の発売が延期されることがTwitterで発表され、その後2021年5月の公式番組にて2021年12月7日発売が発表される[4]が、その後2021年09月15日に、発売が2022年2月4日に再度延期されることが発表された。
2023年6月末にTechlandから直接配信されているXbox One、Xbox Series X/S版が急遽2023年6月29日をもって国内発売終了することが発表された[5]。
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