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セブン・サード・サミット
各大陸で3番目に高い山 ウィキペディアから
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セブン・サード・サミット(英語: Seven Third Summits)は、地球上にある7つの各大陸(厳密には大州)で3番目に標高が高い山の総称である。これらの山は全て、大陸最高峰やセブン・セカンド・サミット(各大陸第2位の高峰)の付属峰ではなく、別の山である。

オーストリアの登山家クリスティアン・シュタングルは、全てのセブン・サード・サミットに初めて登頂したと主張している。氷河の融解と測量の精度の問題から、オーストラリア大陸の第3位の高峰となり得る山が複数あるため、シュタングルはスマントリ(4870m)やンガ・プル(4862m)などにも登頂している[1][2]。
定義
要約
視点
七大陸最高峰やセブン・セカンド・サミットと同様に、セブン・サード・サミットを定義する上では「大陸」の定義が問題となる。
一般に大コーカサス山脈の分水嶺はヨーロッパとアジアの境界を為すと考えられている。その場合、大陸の境界線付近に存在するエルブルス山(5642m)とディフタウ(5205m)がヨーロッパの1位・2位の高峰となる。コーカサス山脈を除くとモンブラン(4808m)とプンタ・デュフール(4634m)がヨーロッパの1位・2位となる。
オーストラリア大陸を、オーストラリア本土と、タスマニア島・ニューギニア島など同じ大陸棚上に存在する近接する島々を含む(オーストララシア)と定義した場合、オーストラリア大陸の1位・2位の高峰はニューギニア島のプンチャック・ジャヤ(カルステンツ・ピラミッド)(4884m)とマンダラ山(4760m)となる。大陸を海に囲まれた連続的な陸地に限定して考えた場合は、コジオスコ(2228m)とタウンゼンド山(2209m)である。
バスとメスナーのリスト
七大陸最高峰のリストは、リチャード・バスが自ら登頂し著書『Seven Summits』[3]で発表したものが初出であり、これではオーストラリア大陸最高峰をコジオスコとしている。ラインホルト・メスナーは、コジオスコの代わりにプンチャック・ジャヤを入れたリストを提案した。
バスのリストの基準によれば、オーストラリア大陸で3番目に高い山はオーストラリア本土のトウィナム山(2196m)となる。メスナーのリストの基準によれば、それはニューギニア島のトリコラ山(4750m)である[4][5]。イリアンジャヤにおける山頂の高さの測量の精度が不十分なため、トリコラ山が第2位、マンダラ山が第3位の高峰とされてきたが、Shuttle Radar Topography Missionによる宇宙からの計測によればマンダラ山の方が標高が高い。
どちらのリストでもエルブルス山をヨーロッパ最高峰としており、この基準よればヨーロッパ第3位の高峰は、ロシアとジョージアの国境近くにあるシュハラ山(5193m)となる。モンブランをヨーロッパ最高峰とみなす立場からは、スイスのドーム山(4545m)がヨーロッパ第3位の高峰となる。
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関連項目
脚注
外部リンク
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