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ブルガリアの州 ウィキペディアから
スモリャン州(スモリャンしゅう、ブルガリア語: Област Смолян, ラテン文字転写: Oblast Smolyan)はブルガリア中南部に位置する州。ロドピ山脈の中にあり、南でギリシャと国境を接する。ポマク(ムスリム・ブルガリア人)の人口が多いことで知られ、2001年の調査によると、州の総人口14万66人のうち5万8758人がイスラム、4万1599人が正教会の信者である[1]。
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2019年8月) |
州の経済の基幹となっているのは観光、鉱業、林業、機械工業、畜産業である。州の主な農産物はジャガイモで、ブルガリア全体のジャガイモ生産の3割程度を占める。ほかにはライムギ、オオムギなども生産されているが、ヒツジ、ウシ、ブタなど畜産業のほうが高い比重を占めている。州の西部には20を超える鉛と亜鉛の鉱山があり、バルカン半島でも最大級の鉱脈が存在する。濃密な針葉樹林はドスパト、スモリャン、デヴィンの林業を支えている。スモリャンでは農業機械を生産する大工場があり、ネデリノ、ズラトグラト、マダン、ルドゼムでは繊維工業が盛んである。マダンには化学ゴム工場もある。
こんにち、観光は州の経済の基幹となっており、特に冬季にはチェペラレ、およびチェペラレ市パンポロヴォ(Пампорово / Pamporovo)はすばらしいスキー・リゾート地となる。チェペラレにあるスキー施設を運営している会社は400人を雇っている。また、デヴィンおよびデヴィン市ベデンの泉は観光地になっている。美しい手付かずの自然がのこる渓谷、洞窟は国内外の多くの観光客をひきつけている。
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