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ジョヴァンニ・ヨナ=ラシニオ(Giovanni Jona-Lasinio、1932年7月20日 - )は、イタリアの理論物理学者である。量子場理論と統計力学が専門である。自発的対称性の破れに関する研究の先駆者であり、南部・ヨナ=ラシニオ模型(NJL)は南部陽一郎と彼の名に由来する。南部がノーベル物理学賞を受賞したとき、都合で授賞式に出席できなかった南部の代わりにヨナ=ラシニオがノーベル賞受賞講演を行った[2][3]。現在、ローマ・ラ・サピエンツァ大学物理学科の教員を務めており、アッカデーミア・デイ・リンチェイの正会員である。
ジョヴァンニ・ヨナ=ラシニオ Giovanni Jona-Lasinio | |
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ジョヴァンニ・ヨナ=ラシニオ(2008年ノーベル賞受賞講演にて) | |
生誕 |
1932年7月20日(92歳) イタリア フィレンツェ |
国籍 | イタリア |
研究分野 |
素粒子物理学 統計力学 |
研究機関 |
ローマ・ラ・サピエンツァ大学[1] パドヴァ大学 |
出身校 | ローマ・ラ・サピエンツァ大学 |
博士課程 指導学生 | セルジオ・ドップリカー |
主な業績 | 自発的対称性の破れ |
主な受賞歴 |
ハイネマン賞数理物理学部門 (2012) ボルツマン賞 (2013) |
プロジェクト:人物伝 |
フィレンツェで、父系がユダヤ人の家庭に生まれた。1970年から1974年まで、パドヴァ大学で電気力学を教えていた。1974年にローマ・ラ・サピエンツァ大学の教授に就任し、数理物理学を教えた。数年間国外で研究を行った(シカゴ大学(1959–60年)、CERN(1964–65年)、MIT(1965–66年)、フランス高等科学研究所(1980–81年)、ピエール・マリー・キュリー大学(1983–84年))。2004年、統計力学の科学雑誌Journal of Statistical Physicsがヨナ=ラシニオの特集号を発行した。
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