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ジュノー I(Juno I)はアメリカ合衆国が開発・運用したロケット。4段式であり、1958年1月にアメリカ初の人工衛星であるエクスプローラー1号を打ち上げた。レッドストーンシリーズのロケットであり、ジュピターC観測ロケットの発展型である。混同される場合があるジュノーII(Juno II)はPGM-19 ジュピター中距離弾道ミサイルに由来する。
ジュノー I ロケット(USAF) | |
機能 | 衛星打ち上げロケット |
---|---|
製造 | クライスラー。ABMAが発注 |
開発国 | アメリカ合衆国 |
大きさ | |
全高 | 21.2 m (69.5 feet) |
直径 | 1.78 m (5.8 feet) |
質量 | 29,060 kg (64,070 lb) |
段数 | 4段 |
積載量 | |
LEOへのペイロード | 16.86 kg |
打ち上げ実績 | |
状態 | 退役 |
射場 | LC-5と26A, ケープカナベラル・ミサイル射場, フロリダ州 |
総打ち上げ回数 | 6回 |
成功 | 3回 |
失敗 | 3回 |
初打ち上げ | 1958年2月1日 |
最終打ち上げ | 1958年10月23日 |
第1段 - レッドストーン (延長型) | |
1段目名称 | レッドストーン (延長型) |
1段目全長 | |
1段目直径 | |
エンジン | 1x ロケットダイン A-7 |
推力 | 42,439 kgf (93,562 lbf) |
比推力 | 235秒 |
燃焼時間 | 155秒 |
燃料 | Hydyne/LOX |
第2段 - MGM-29を束ねる | |
2段目名称 | MGM-29を束ねる |
2段目全長 | |
2段目直径 | |
エンジン | 11基の固体燃料ロケット |
推力 | 7,480 kgf (16,490 lbf) |
比推力 | 214秒 |
燃焼時間 | 6秒 |
燃料 | 固体燃料ロケット - ポリスルフィド-アルミニウム and 過塩素酸アンモニウム |
第3段 - MGM-29を束ねる | |
3段目名称 | MGM-29を束ねる |
3段目全長 | |
3段目直径 | |
エンジン | 3基の固体燃料ロケット |
推力 | 2,040 kgf (4,500 lbf) |
比推力 | 214秒 |
燃焼時間 | 6秒 |
燃料 | 固体燃料ロケット - ポリスルフィド-アルミニウムと過塩素酸アンモニウム |
第4段 - MGM-29 | |
4段目名称 | MGM-29 |
4段目全長 | |
4段目直径 | |
エンジン | 1基の固体燃料ロケット |
推力 | 680 kgf (1,499 lbf) |
比推力 | 214秒 |
燃焼時間 | 6秒 |
燃料 | 固体燃料ロケット - ポリスルフィド-アルミニウムと過塩素酸アンモニウム |
ジュノーIはジュピターCロケットの発展型として開発された。ジュピターCの3段目の上部に、4段目を追加したものである。3段目が燃焼した後に、4段目が点火して18,000 mph (8 km/s)の地球周回速度に達する。ヴェルナー・フォン・ブラウンが提案したオービター計画に基づき、1956年にこの多段式システムが設計された。上段の誘導装置を取り除いても、機構が単純化された多段式システムは、ペイロードを軌道に投入する有効な方法とされたが、誘導装置が無い事により正確な軌道へは投入する事が出来なかった。4段式のジュノーIの3段式のジュピターCの全高は両方とも同じ(21.2m)であり、ジュノーIの追加された4段目は、3段目からのノーズコーン内に置かれている。
ジュノーIによるエクスプローラー1号の打ち上げはアメリカに大きな成功をもたらしたが、5回の打上げのうち、2回だけ(エクスプローラー3号と4)が成功した。これは、ヴァンガード・ロケットとバイキング・ロケットシリーズの打ち上げの失敗の後にもたらされたものであった。
ジュノーIの相対的な成功の後、フォン・ブラウンはレッドストーンよりもPGM-19 ジュピターの1段目を使用してジュノーIIを開発した。
ジュノーIは6基打ち上げられている:
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