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ジャン・ピカール(Jean-Felix Picard 、1620年7月21日 – 1682年7月12日)は、フランスの天文学者・司祭である。1669年に最初の本格的な三角測量を行った人物として知られる。
ジャン・ピカール Jean Picard | |
---|---|
生誕 |
1620年7月21日 フランス,ラ・フレーシュ |
死没 |
1682年7月12日 フランス,パリ |
研究分野 | 天文学 |
研究機関 | コレージュ・ド・フランス |
主な業績 | 子午線弧長の計測 |
プロジェクト:人物伝 |
1620年にサルト県のラ・フレーシュで生まれた。イエズス会の学校Collège Royal Henry-Le-Grandで学んだ。
1655年にコレージュ・ド・フランスの天文学の教授となった[1]。
1669年に本格的な三角測量を行い、緯度差1度に相当する子午線弧の距離を0.3%程度の精度で測定した(既に1615年にオランダのヴィレブロルト・スネルが三角測量を行っているが、その精度は悪く、3%程度の誤差がでていた)。ピカールは望遠鏡つきの経緯儀を使って測量した結果、緯度差1度に相当する子午線弧長を110.5kmと測定した(地球の形状は、回転楕円体に近いため、子午線弧長は観測地点の緯度により実際は異なる。)。この値から地球の半径を計算すると6372kmであり、これは実際の値6357kmに比べて十分高い精度である。
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