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ジフテリア抗毒素(Diphtheria antitoxin, DAT)は、抗体で構成される、ジフテリアの治療に用いられる医薬品である[1][2]。ジフテリアの予防には推奨されなくなった[2][3]。投与法は静脈注射または筋肉内注射である[2]。
副作用は一般的にみられる[3]。一般的な副作用には、血清病やアナフィラキシーを含むアレルギー反応などがあげられる[2]。ジフテリア抗毒素は、ジフテリア毒素に対して免疫された馬の血漿から作られている[1]。作用機序は、ジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae)によって生成された毒素を中和することで効果がある[1]。
ジフテリア抗毒素が開発され医療に用いられるようになったのは、1800年代後半である[4]。世界保健機関の必須医薬品リストに収載されており、医療制度に必要とされる最も安全で効果的な医薬品である[5]。米国では、疾病対策センターから入手できる[1]。2008年のヨーロッパを含む多くの国では入手できない[6]。
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