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『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』(ジヌよさらば かむろばむらへ)は、2015年4月4日公開された日本映画。監督:松尾スズキ、主演:松田龍平。小学館ビッグコミックで2007年 - 2008年に連載された、いがらしみきおの漫画『かむろば村へ』が原作。
銀行員でありながら金アレルギーになり、お金を一切使わない生活を目指して東北地方の寒村にやってきた主人公と、一筋縄ではいかない村人たちによるスラップスティック・コメディ[2]。「ジヌ」とは東北弁で銭、金のことを指す。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
一見どこにでも居る若者の高見武晴(タケ)は、東京で銀行マンとして働く中でお金を「さわれない、使えない、欲しくない」の三拍子がそろったお金恐怖症になってしまった。1円も使わない生活を送ることを決意したタケは、東北の限界集落寸前の「かむろば村」に移住を決意する。
自給自足生活を夢みていたタケだが、現実はそんなに甘くはなく、様々なトラブルを起こす始末。しかし彼の憎めない天然さと無鉄砲さに、かむろば村の住人たちは呆れながらも放っておけずに手助けをし、なんとか奇跡的に「ジヌ=銭」を使わない0円生活を送って行く。
しかしかむろば村は、普通の寒村ではなかった。村人たちは一癖も二癖もある人ばかり。神様まで現れ、不思議な現象に遭遇していく。迫りくる村長選挙…明らかに不審な男の登場、そしてタケは彼らの抱える過去を知り、知らず知らずのうちに騒動の渦中に巻き込まれていく。
現代社会の問題点を見つめながらファンタジーを交え、実写化にあたり原作に笑いを多く加えた喜劇として描くコメディ映画。
映画のキャラクターについて説明。原作とは一部変更されている。
メインロケ地は福島県柳津町。2014年5月7日にクランクインし、約1か月のロケを経て、6月4日に都内でクランクアップ[3]。奥会津全面協力で撮影される他、観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン」期間中に上映が予定されており、ロケ地をPRする宣伝ポスターなども制作される予定[4]。
共演は何度もあったものの、松尾スズキと松田龍平が監督と俳優としてタッグを組むのは、松田主演の映画『恋の門』以来10年ぶり[5]。
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