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アメリカの小説家、ジャーナリスト (1933-2017) ウィキペディアから
ジェリー・ユージン・パーネル(Jerry Eugene Pournelle, 1933年8月7日 - 2017年9月8日)は、アメリカ合衆国のSF作家。アメリカSF作家協会の元会長。ロサンゼルス在住。
ミリタリーSFの第一人者。その経歴による政治や社会を知りつくしたスケールの大きな視野、またそれまで漠然と敵視されてきた「征服し、支配する側」の意外に誠実で苦しい詳細な内情と視点を導入。それらを土台にしたイメージ鮮明な作品で知られる。作品には「コドミニアム(連合国家)」という未来史を舞台にしたものが少なくない。また、ラリイ・ニーヴンと多くの作品を共作している。
晩年のH・ビーム・パイパーと親しく、パイパーの「人類連合」シリーズの設定を使う権利を譲られている。
ルイジアナ州シュリーブボート出身。アイオワ大学を経てワシントン大学で学士号(心理学)、修士号(心理学)、博士号(心理学、政治学)を得たのち、ボーイング社航空宇宙研究所に在籍した。その後、政党の都市選挙、全国選挙のマネージャー、ロサンゼルス市長のアシスタントを経て1971年に作家デビュー。1973年にジョン・W・キャンベル新人賞を受賞している。
1980年、ロバート・A・ハインライン、ポール・アンダースン、ラリー・ニーヴンといったSF作家、学者や宇宙産業の幹部、ダニエル・グレアム退役将軍、宇宙飛行士エドウィン・オルドリンらとともに、有人宇宙飛行の実現に向け、共和党の政権に影響を与えることを目的とした圧力団体「国家宇宙政策市民評議会」を立ち上げた。同会は、レーガン政権の、いわゆる「スター・ウォーズ計画」にも賛同していた。
コンピュータに精通していることでも知られており、アメリカのコンピュータ雑誌「Byte」にコラム『混沌の館にて』を連載、BYTE誌休刊以後もBYTEと提携関係にあった日本のコンピュータ雑誌「日経バイト」にて同連載を継続しており、単行本も刊行されている。日経バイトが休刊した後、『続・混沌の館にて』として日経パソコンオンラインで連載を再開させた。
2017年、死去[1]。
日本語訳された作品のみ挙げた。
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