シヴァピテクス

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シヴァピテクス

シヴァピテクスSivapithecus)は、中期から後期の中新世南アジアに存在したヒト科オランウータン亜科化石類人猿である[5]。1300万年前から1200万年前の南アジアに出現し、800万年から700万年前まで存続した[5]

概要 シヴァピテクス, 分類 ...
シヴァピテクス
シヴァピテクス
Sivapithecus sivalensis
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 霊長目 Primates
: ヒト科 Hominidae
亜科 : オランウータン亜科 Ponginae
: シヴァピテクス属 Sivapithecus
学名
Sivapithecus Pilgrim, 1910[1]
タイプ種
Sivapithecus indicus Pilgrim, 1910
シノニム
  • Paleopithecus Lydekker, 1879[2]
  • Ramapithecus Lewis, 1934[3]
  • Bramapithecus Lewis, 1934[3]
  • Sugrivapithecus Lewis, 1934[3]
  • S. indicus Pilgrim, 1910
  • S. sivalensis (Lydekker, 1879)
  • S. parvada Kelley, 1988[4]
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以前は小型の種がラマピテクスRamapithecus)とされ、人類の起源と考えられていたが、のちに本属に含められるようになった[6][7]

樹上および地上で行動していた[5]。頭骨(鼻下部)の形態の類似性から、現生するオランウータンの祖先である可能性が指摘されている[6][7]。体肢骨は原始的で、オランウータンほどブラキエーション(懸垂・ぶら下がり運動)に適応していなかったと考えられている[8]

1350万年前から1200万年前に類人猿の祖先種が、その当時陸続きであったアフリカからトルコを経て南アジアに到達した。70から150ポンドと大型で、広い頬骨が特徴である[9]

脚注

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