シャイラ[1][注 1] (596 Scheila) は、小惑星帯に位置する小惑星である。

概要 シャイラ 596 Scheila, 仮符号・別名 ...
シャイラ
596 Scheila
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アウトバースト発見直後の2010年12月12日に撮影されたシャイラ。彗星状になっているのがわかる。
仮符号・別名 1906 UA
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
発見
発見日 1906年2月21日
発見者 アウグスト・コプフ
軌道要素と性質
元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5)
軌道長半径 (a) 2.927 AU
近日点距離 (q) 2.443 AU
遠日点距離 (Q) 3.410 AU
離心率 (e) 0.165
公転周期 (P) 5.01
軌道傾斜角 (i) 14.66
近日点引数 (ω) 175.95 度
昇交点黄経 (Ω) 70.72 度
平均近点角 (M) 228.81 度
物理的性質
直径 113.34 km
自転周期 15.848 時間
スペクトル分類 PCD / T
絶対等級 (H) 8.90
アルベド(反射能) 0.0379
色指数 (B-V) 0.714
色指数 (U-B) 0.177
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概要

1906年2月21日に、ハイデルベルクケーニッヒシュトゥール天文台で、アウグスト・コプフによって発見された[3]。コプフの友人でハイデルベルク大学の学生だった、イギリス人女性にちなんで命名された。

小天体の衝突

2010年12月11日カタリナ・スカイサーベイスティーヴ・ラーソンにより、シャイラがアウトバーストを起こして彗星状になっているのが発見され、2011年2月ごろまで観測できた。その後、ハッブル宇宙望遠鏡スウィフト宇宙望遠鏡の観測により、シャイラのダストからは彗星特有の成分(水酸基やシアンなど)は検出されなかった。画像の分析から、小天体が30度以下の非常に低い角度でシャイラに衝突し、クレーターを形成したと考えられている。その後、むりかぶし望遠鏡すばる望遠鏡の観測により、2010年12月2日の21時から3日19時(日本時間)の間に20-50mの小天体がシャイラの後方(公転方向の反対側)から衝突し、その際に噴出した直径0.1-100μmの数10万トンものダスト噴出物により、3つの尾が形成されたことが判明した。この時に形成されたクレーターの規模は、500-800mと推定されている。

脚注

関連項目

外部リンク

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