シャイラ[1][注 1] (596 Scheila) は、小惑星帯に位置する小惑星である。
シャイラ 596 Scheila | |
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仮符号・別名 | 1906 UA |
分類 | 小惑星 |
軌道の種類 | 小惑星帯 |
発見 | |
発見日 | 1906年2月21日 |
発見者 | アウグスト・コプフ |
軌道要素と性質 元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5) | |
軌道長半径 (a) | 2.927 AU |
近日点距離 (q) | 2.443 AU |
遠日点距離 (Q) | 3.410 AU |
離心率 (e) | 0.165 |
公転周期 (P) | 5.01 年 |
軌道傾斜角 (i) | 14.66 度 |
近日点引数 (ω) | 175.95 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 70.72 度 |
平均近点角 (M) | 228.81 度 |
物理的性質 | |
直径 | 113.34 km |
自転周期 | 15.848 時間 |
スペクトル分類 | PCD / T |
絶対等級 (H) | 8.90 |
アルベド(反射能) | 0.0379 |
色指数 (B-V) | 0.714 |
色指数 (U-B) | 0.177 |
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概要
1906年2月21日に、ハイデルベルクのケーニッヒシュトゥール天文台で、アウグスト・コプフによって発見された[3]。コプフの友人でハイデルベルク大学の学生だった、イギリス人女性にちなんで命名された。
小天体の衝突
2010年12月11日、カタリナ・スカイサーベイのスティーヴ・ラーソンにより、シャイラがアウトバーストを起こして彗星状になっているのが発見され、2011年2月ごろまで観測できた。その後、ハッブル宇宙望遠鏡とスウィフト宇宙望遠鏡の観測により、シャイラのダストからは彗星特有の成分(水酸基やシアンなど)は検出されなかった。画像の分析から、小天体が30度以下の非常に低い角度でシャイラに衝突し、クレーターを形成したと考えられている。その後、むりかぶし望遠鏡とすばる望遠鏡の観測により、2010年12月2日の21時から3日19時(日本時間)の間に20-50mの小天体がシャイラの後方(公転方向の反対側)から衝突し、その際に噴出した直径0.1-100μmの数10万トンものダスト噴出物により、3つの尾が形成されたことが判明した。この時に形成されたクレーターの規模は、500-800mと推定されている。
脚注
関連項目
外部リンク
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