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シトロエン・DS4

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DS4は、フランスの自動車メーカー、DSオートモビルズが製造・販売するCセグメントハッチバック型乗用車である。当初はシトロエンブランドで販売していた。

初代(2011年 - 2018年)

要約
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概要 概要, 製造国 ...

2011年3月のジュネーブ・モーターショーに出展[1]、同年9月28日には日本で販売開始[2]。シトロエンの新ライン「DSシリーズ」の中枢車種として、DS3の上級版としての役割も担うクロスオーバーモデル。C4をベースにクーペの流麗さと適度なアイポイントを持つクロスオーバーSUVのデザインを融合したフォルムとなる。

クーペらしさを求めてリアドアのアウターハンドルはCピラー上に同化させており、デザインの自由度を高めた結果としてドアガラスは“はめ殺し”となっている[3]。第26回国際自動車フェスティバルにおいて「最も美しいクルマ」として選出された[4]

2015年8月、DSオートモビルズが独立ブランドとなったことに伴い、フェイスリフトモデルが発表された。改良モデルではシトロエンのバッジが廃止され、「DSウィング」グリルデザインが採用された。日本市場には2016年4月1日に発表された[5]。フロントグリル中央にDSロゴを配置し、「DS LEDビジョン」と呼ばれるヘッドライトを備える。また、車高を30mm高めた上でルーフレールとホイールモールを装着しSUV風のスタイルとした「DS4 クロスバック」も同時に登場した[6]

2016年7月12日、2.0Lクリーンディーゼル「BlueHDi」に6速ATを組み合わせた「DS 4シックBlueHDi DS LEDビジョンパッケージ」と「DS 4クロスバックBlueHDi」を発売した[7]

2017年1月10日、日本向けに高性能モデル「DS4 パフォーマンスライン」を限定20台で発売[8]。最高出力180psを発揮する2.0L4気筒BlueHDiクリーンターボディーゼルに、6速AT(EAT6)を組み合わせる。

世界的な販売不振により2018年にDS5と共に生産終了[9]

メカニズム

エンジンは、ガソリンがBMWと共同開発した1.6L直噴ターボで、出力特性により88kW (120PS)、120kW(163PS)、147kW(200PS)の3種類、ディーゼルは1.6Lと2.0Lで高圧直噴(HDi)となり、82kW(112PS)、100kW(136PS)、120kW(163PS)の3種類を設定する。なお、1.6Lディーゼルの一部には「e-HDi」もラインナップされる。日本仕様は115kWの「Chic」と、147kWの「Sport Chic」の2グレード設定となる。

e-HDi
アイドリングストップシステム+エネルギー回生システムを備えるecoモード搭載(コンチネンタル製)。バッテリーの負担を大幅に軽減する「ウルトラキャパシタ」(en:Maxwell Technologies製)が採用され、再始動に要する時間は約0.4秒。
なお、ecoモードはボタンを押すことで解除可能となっている[10][11]

トランスミッションは、エンジンにより5速MT、6速MT、2ペダルMTの6速EGSが用意される。日本仕様は「Chic」に6速EGS、「Sport Chic」が6速MTを搭載する。なお、2012年9月25日よりChicは6速ATに換装されている[12]

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2代目(2021年 -)

要約
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概要 DSオートモビルズ・DS4, 概要 ...

第2世代のDS4は、2021年2月3日に発表された。2021年の第4四半期から販売される。プラットフォームはEMP2を採用した。デザインはパリで行われたが、生産はドイツ・リュッセルスハイムオペル工場で行われる。

パワートレインに関しては、E-TENSEハイブリッドが用意され、ガソリンエンジンは130、180、または220馬力のPureTechシリーズが搭載される。グレードはDS 4、DS4クロス、DS 4パフォーマンスラインの3種類。

日本での販売

日本市場には2022年4月28日にStellantisジャパンによって発売された[13]。導入されるのは、1.2リットル3気筒DOHCガソリンエンジンを搭載する「TROCADERO(トロカデロ)PureTech」「RIVOLI(リヴォーリ)PureTech」、1.5リットル4気筒DOHCディーゼルエンジンを搭載する「RIVOLI BlueHDi」、1.6リットル4気筒DOHCエンジンとフロント電動モーターを組み合わせ、システム全体で最高出力225PS、最大トルク360N・m(本国公表値)を発揮するPHEVモデルの「RIVOLI E-TENSE」。また、導入を記念して各パワートレインを搭載した特別仕様車「LA PREMIERE(ラ・プルミエール)」も同時発売した。

2023年7月4日、「DSコレクションモデル」第1弾として「Esprit de Voyage(エスプリ・ド・ヴォヤージュ)」を同年7月22日より発売すると発表[14]。グレード名は“感性豊かな旅の精神”という意味で台数限定での販売となる。エクステリアは、クリスタルパールのボディーカラーやシャイニーブラックのフロントDSウイングやサイドウィンドウモール、「CANNES(カンヌ)」と呼ばれるダイヤモンドカット加工とアンスラサイトグレーのマット色でアレンジした19インチアロイホイールが採用される。インテリアは専用2トーンインテリアや専用フロアマット、スライディングガラスルーフを装備する。

2023年11月30日、特別仕様車「パフォーマンスライン」を設定し、同日販売開始[15]。エクステリアはフロンドグリルやDSエンブレム、サイドウィンドウモールディング、ドアプロテクターをブラックであしらった。ボディーカラーには「グリプラチナム」を採用し、「ミネアポリス」と呼ばれる専用デザインの19インチホイールを装備する。インテリアは、ダッシュボードやフロントコンソール、シート、ドアトリムなどがアルカンターラ仕立てとした。

2024年1月12日、特別仕様車「オペラBlueHDi」を設定し、同日販売開始[16]。「クリオロブラウン」のナッパレザーインテリアをシートやダッシュボード、フロントコンソール、ドアトリムに採用している。また、車内にパールトップステッチを、シートにはウオッチストラップデザインを採用し、スライディングルーフを標準装備とした。ボディーカラーは「ブラン ナクレ」のみとなる。

2024年3月21日、全ラインナップにChatGPTの機能を搭載し販売開始[17]。DSオートモビルが提供するコネクテッドサービスにChatGPT(バージョン3.5)を新たに統合させた。

2024年5月9日、特別仕様車「RIVOLI BlueHDi Coquelicot Edition(コクリコエディション)」を設定し、同日販売開始[18]。スライディングガラスルーフを標準装備したほか、コクリコ(ひなげし)の花をイメージしたボディーカラー、「ルージュ ベルベット」を採用した。

2025年2月25日、新グレード「ETOILE(エトワール)」を発表し同日販売開始[19]。グレード名はフランス語で「星」を意味し、専用エンブレムやテップレザーシートなどを装備する。

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脚注

関連項目

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外部リンク

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