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スイスの都市 ウィキペディアから
シオン(Sion)は、スイス南部、ヴァレー州の基礎自治体(コミューン・ミュニシパル)で同州の州都。ローヌ川左岸に位置している。スイス有数のワインの産地で、ヴァレー産ワインの集散地となっている。ドイツ語名はジッテン(Sitten)、ラテン語名はセドゥヌム(Sedunum)。
シオン Sion Sitten | |||||
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ワイン畑から見たシオン市街 | |||||
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位置 | |||||
シオンの位置 | |||||
位置 | |||||
座標 : 北緯46度14分0秒 東経7度22分0秒 | |||||
行政 | |||||
国 | スイス | ||||
州 (Canton) | ヴァレー州 | ||||
郡 (District) | シオン郡 | ||||
基礎自治体(Commune Municipale) | シオン | ||||
地理 | |||||
面積 | |||||
基礎自治体(Commune Municipale)域 | 34.85 km2 (13.46 mi2) | ||||
標高 | 500 m (1,640 ft) | ||||
人口 | |||||
人口 | (2015年12月現在) | ||||
基礎自治体(Commune Municipale)域 | 33,879[1]人 | ||||
人口密度 | 970人/km2(2,500人/mi2) | ||||
その他 | |||||
等時帯 | 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1) | ||||
夏時間 | 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2) | ||||
郵便番号 | 1950 | ||||
公式ウェブサイト : www.sion.ch/ |
新石器時代の遺跡が発見されており、それからケルト人の時代に発展し始めた。シオンの語源は、この地域に住んでいたケルト人の種族に由来するラテン語の Sedunum から来ている。 紀元前1世紀に周辺地域と共に、ローマ人に占領された。シオンの市庁舎にはローマの碑文が残されている。ローマカトリックのシオン教区は4世紀に創設され、スイスでは最も古く、アルプスの以北でも最も古い教区の一つである。サヴォイア家との抗争に対抗し、中世において宗教上の世界のみならず、世俗の権力においてもヴァレー地方全域に支配を及ぼした。
近年では1976年、2002年、2006年の冬季オリンピックの開催地に立候補したが、デンバー(のちにインスブルックに変更)、ソルトレイクシティ、トリノにそれぞれ敗れた。
シオンの町を見下ろす丘の上に城と教会がある。寺院として12/13世紀に建てられたヴァレール城の内部には、州の歴史博物館が入っている。城壁内には司教座参事会員の住居が置かれていた。ノートルダム・ド・ヴァレール教会は12世紀に着工されたもの。教会の木製オルガンは15世紀のもので、演奏可能なオルガンとして世界最古である。
ヴァレールに並び立つ丘。丘の上にトゥールビヨン城と司教館の廃墟がある。城の着工は14世紀初頭だが、この丘は先史時代から保塁として使われていた。戦略上の拠点として、13世紀末、シオンの司教によって城が築かれた。1788年シオンを襲った大火により、トゥールビヨン城も破壊された。
シオン近郊にあるヨーロッパ最大の地底湖。洞窟の中にある湖で、起伏に富んだ地形を船で楽しむことができる。
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