トップQs
タイムライン
チャット
視点

シアヌル酸

ウィキペディアから

シアヌル酸
Remove ads

シアヌル酸(シアヌルさん、cyanuric acid)とは、尿素を原料として製造される有機化合物IUPAC系統名は 1,3,5-トリアジン-2,4,6-トリオール。分子式は C3H3N3O3、無色の固体。

概要 シアヌル酸, 識別情報 ...
Remove ads
Remove ads

互変異性

シアヌル酸は以下のように、トリオン構造(下図右、イソシアヌル酸)との互変異性を持つ。

Thumb
シアヌル酸との互変異性

合成法

尿素を無触媒で約200℃に加熱することにより、アンモニアを発生させながらシアヌル酸、アンメリンアンメリドなどからなる粗製シアヌル酸が合成される。これを無機強酸塩酸硫酸硝酸など)で化学反応処理することにより、アンメリン、アンメリドをシアヌル酸に変換して高純度のシアヌル酸を製造する。

用途

シアヌル酸はそのままで使用されることはほとんどなく、大半が塩素と反応させて塩素化シアヌル(トリクロロイソシアヌル酸)として使用される。塩素化シアヌルはプールなどの殺菌剤として使用される。 他の用途としては量は少ないが、各種中間体の原料、メラミンと反応させて、メラミンシアヌレートの原料などとして使用されている。

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads