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『サンファン』(San Juan)は、ドイツのカードゲームである。アンドレアス・ザイファルトによってデザインされ、2004年にラベンスバーガー社(アレアブランド)から発売された。日本ではメビウスゲームズ社から発売されている。
プレイ人数は、2 - 4人。プレイ時間は約30分 - 60分。対象年齢は10歳以上。
スペインの植民地時代のプエルトリコを舞台に開拓を進めるボードゲーム『プエルトリコ』を、作者であるザイファルト自身がカードゲームにまとめあげた作品である。本作品は、プエルトリコ最大の港湾都市であるサンファンを舞台に、各プレイヤーが建物の建設や商品の生産・売却などを行い、名声を競う内容となっている。
『プエルトリコ』の特徴である、手番のプレイヤーが選んだ行動を他のプレイヤーも実行できるという「バリアブルフェイズシステム」が、本作品においても取り入られている。また、各カードは建物を表すが、用途によって商品や建設資金の役割も果たすというユニークなシステムを採用しており、類似したシステムを持つ作品も生み出されている。
2014年に、一部のカード内容を調整し、拡張カードを加えた第2版が発売された。2018年には『プエルトリコ・カードゲーム』と改題。日本では2020年に『サンファン2』というタイトルで発売された。
ゲームの準備として、各プレイヤーは最初の建物(生産施設)である「インディゴ染料工場」のカードを、自分の場に1枚配置する。残りの建物が描かれたカードはよく切り混ぜた上で山札とし、各プレイヤーに手札を4枚ずつ配る。山札の隣には商館タイル(第2版ではカード)を裏向きに重ねて配置する。最初のラウンドの総督(スタートプレイヤー)を決定し、ゲームを開始する。
各ラウンドは総督から手番をはじめ、順次左隣に手番を移す。手番プレイヤーは、次の5つの行動の中から1つを選び実行する。この際、他プレイヤーも同じ行動を実行するが(パスしてもよい)、手番プレイヤーは他者より有利な行動ができる特権がある。同じラウンド内では、他プレイヤーがすでに実行した行動は選択できない。
上記の行動内容は、自分が建設した都市施設の効果によって「特定の建物の建設コストが1枚軽減される」「監督(あるいは商人)にて商品を2つ生産(あるいは売却)できる」「参事会議員にて2枚を手札に加える」などと変化することがある。特権と都市施設の効果は重複するため、例えば建設コストが2枚軽減されたり、商品を3つ生産(あるいは売却)できたりする状況も起こりうる。
プレイ中に山札が尽きた際は、捨て札をよく切り混ぜて新たな山札とする。
全員が1回ずつ手番を行うとラウンドが終了し、総督を左隣のプレイヤーに移す。ゲームの途中で得点を獲得できる都市施設の処理や、手札の調整(7枚を超える手札を持つ者は余剰カードを捨てる)を行い、次のラウンドを開始する。
いずれかのプレイヤーが12個の建物を建設した時点でゲーム終了となる。各プレイヤーは、建設した建物に設定された得点と、一部の都市施設にて獲得できるボーナス点を合計し勝利点とする。最も勝利点が高いプレイヤーが勝者となる。
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