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サウジ国王杯
サウジアラビアのサッカーカップ戦 ウィキペディアから
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サウジ国王杯(King's Cup , King Cup, The Custodian of the Two Holy Mosques Cup)は、サウジアラビアで毎年行われているサッカーの国内カップ戦である[1]。最多優勝クラブはアル・アハリ。
概要
大会はおよそ70年ほどの歴史の中でレギュレーションに変遷はあるが、基本的に勝ち抜きのトーナメント形式で争い、優勝チームが国王から賜与される優勝杯を受け取る権利を得る[2]。大会は1956年から始まり、1990年に一度中断した後2007年に再開し、現在も続けられている[3]。2013年には大きなレギュレーションの変更もあった。
歴史
1956年の創設から1990年まで「国王杯」(アラビア語: كأس الملك, カアス=ル=マリク) と呼ばれ、ノックダウン方式の勝ち抜きトーナメント方式であった。1990年に一度中断し、17年後の2007年に再開した。再開時には正式名称が「チャンピオンズクラブのための二聖都の守護者杯」 (アラビア語: كأس خادم الحرمين الشريفين للأندية الأبطال)と定められた[1][4]。
なお、「二聖都の守護者」(ハーディム・アル=ハラマイン・アッ=シャリーファイン) は、歴史的にメッカとマディーナを含むヒジャーズ地方を支配する政治権力に与えられる称号で、非常に権威あるものである[5]。18世紀中葉以来、サウード家の家長がこの称号を受け継いでおり、したがって「二聖都の守護者」はサウジアラビア国王その人を指す[6]。
2007年から2013年までのシステムにおいては、サウジアラビアサッカー連盟の1部リーグ(サウジ・プロフェッショナルリーグ)所属の上位6チームと、別の2つのカップ争奪戦(王太子杯とファイサル王子杯)で優勝した2チームの、計8チームにトーナメント参加資格が与えられた[4]。あるチームが参加資格を重複して得ることとなった場合、次の優先順位でその参加資格が他のチームに与えられる[4]。
- 王太子杯戦で2位となったチーム
- ファイサル王子杯戦で2位となったチーム
- 1部リーグにおける7位のチーム
- 1部リーグにおける8位のチーム
2013-14シーズンから、旧システムに一部回帰するレギュレーションに改められた[7]。国内のサッカークラブ153チームに国王杯への参加が認められ、最終ラウンドに残った32チームがノックアウト形式のトーナメントを争う(ただし、セミファイナルは総当たり戦)[7][8]。正式名称からも「チャンピオンズクラブのための」が抜かれ、「二聖都の守護者杯」(アラビア語: كأس خادم الحرمين الشريفين) に改められた[7]。
サウジ国王杯の優勝チームは、アジアサッカー連盟(AFC)が主催するAFCチャンピオンズリーグに出場する権利を得る[2]。また、国内1部リーグの優勝者と試合をするサウジ・スーパーカップへの出場の権利も得る。優勝賞金は550万リヤール、日本円に換算すると約1億6000万円(2017年のレート)、準優勝賞金は400万リヤールである。
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歴代優勝クラブ
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クラブ別優勝回数
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脚注
関連項目
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