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マーズ・ヴォルタのアルバム ウィキペディアから
『ゴリアテの混乱』(原題:The Bedlam in Goliath)は、アメリカ合衆国のバンド、マーズ・ヴォルタが2008年に発表した4作目のスタジオ・アルバム。
セドリック・ビクスラー・ザヴァラによれば、オマー・ロドリゲス・ロペスがエルサレム旅行で買ってきたウィジャボードのようなボードをお土産にもらい、そこに母・娘・男の三角関係に関する詩が付いているのを見つけ、彼らから得られたメッセージを書きとめて歌詞に使用し、更にポジティヴな要素を加味して幸運をもたらすような内容にしたという[17]。しかし、スタジオが水浸しになる、エンジニアが神経衰弱になる、ザヴァラが足の手術をするなどの災難が続いたため、ロペスはそのボードを埋め、バンドの誰にも埋めた場所を言わないことを誓った[17]。そして、本作は『ゴーストバスターズ』のような作品と説明されている[17]。
本作よりトーマス・プリジェンが加入。また、前作『アンピュテクチャー』(2006年)に引き続きジョン・フルシアンテが全面参加している。
レーベル側は「ゴリアテ」を本作からの第1弾シングルにしようと考えていたが、バンド側はこの曲が編集されることを嫌い、「ワックス・シムラクラ」をシングルとしてリリースした[17]。
本作は2008年1月23日に日本で先行発売され、映像とカヴァー曲のオーディオ・トラックを収録したボーナスDVDが付属したデラックス・エディションも同時発売された。また、2008年6月4日には、別内容のボーナスDVDが付いた『ゴリアテの混乱〜大混乱エディション』もリリースされている。
アメリカのBillboard 200では自己最高の3位に達した[2]。また、「ワックス・シムラクラ」はグラミー賞最優秀ハードロック・パフォーマンス賞を受賞[2]。
音楽評論家のジョン・ブッシュはオールミュージックにおいて「本作はこれまでの作品と同様にダイナミック(ナイフの刃のようなテンションが絶え間なく続く様を思わせる)だが、『アンピュテクチャー』だけでなく『フランシス・ザ・ミュート』をも超えるほど緻密に構築されている」と評している[18]。
全曲ともオマー・ロドリゲス・ロペスとセドリック・ビクスラー・ザヴァラの共作。
オーディオ・トラック
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