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コルビーチーズ

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コルビーチーズ
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コルビーチーズColby cheese)は、牛乳から造られるセミハードタイプのチーズ。もともとコルビーチェダーColby Cheddar)と呼ばれ、アメリカ合衆国が原産地である。

概要 コルビー Colby, 分類 ...

歴史

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コルビー南西にあるオリジナルの工場(2012年)
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コルビーの町にある碑には、町とチーズとの関係が記されている。

1885年、ウィスコンシン州コルビー英語版において、ジョセフ・F・スタインウォンド (Joseph F. Steinwand) は父から受け継いだ工場で新しいタイプのチーズを作り出した。チーズの名前は、その3年前に設立された[1]村の名前にちなんで呼ばれている[2]。なお現在、コルビーチーズは広く製造されているが、発祥地のコルビーでは生産されていない。

製法

コルビーチーズの製法はチェダーチーズに近いが、チェダリングは行わない[3]。コルビーチーズはセミハードタイプと見なされているが、チェダーチーズよりもやわらかく、水分を含み、マイルドである。これは、ウォッシュしたカードを用いるためである[4]。製造時にホエイ(乳清)は水に置き換えられ、これがカードの酸味を減らすとともに、コルビーチーズの特徴的なマイルドな風味につながっている。多くのチーズと同様に、1ポンドのチーズを製造するためには1米ガロン以上の牛乳を使用する(チーズ1kgに対して牛乳8リットル以上)。

モントレー・ジャックチーズの製法は、コルビーチーズとほぼ同様である。しかし、コルビーチーズはアナトーで調味され、甘いナッツ風の風味とオレンジ色の色彩が添えられる[3]

ロングホーンLonghorn)は、アメリカにおけるコルビーチーズの最も良く知られたスタイルである[5]。「ロングホーン」という名は、オレンジ色の長い筒状をしたチーズの形状に由来している。コルビーは本来の四角形や半円状の形状でも供される[6]。コルビーチーズは熟成させず、すみやかに乾燥させる[5]

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用途

コルビーチーズは風味がマイルドであるため、料理にはめったに使われない。典型的には、テーブルチーズとして、あるいはスナックやサラダに入れて用いられる。

派生

コルビーチーズとモントレー・ジャックはしばしば混ぜられ、コルビージャックと呼ばれるマーブルチーズが造られる[7]ピンコニングチーズ英語版は、コルビーに近い熟成チーズである。

2015年、芸術家のジョン・リーペンホフ (John Riepenhoff) とチーズ職人のボブ・ウィルズ (Bob Wills) は、ダブルクリーム・コルビー ("Double Cream" Colby) を開発した[8]

脚注

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外部リンク

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