コムシ目
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コムシ目(倍尾目、双尾目とも。Diplura)は節足動物門六脚亜門内顎綱 (Entognatha) のうち1目である。内顎綱は昆虫に近縁でより原始的なグループで、ほかにトビムシ目とカマアシムシ目が含まれ、昆虫とあわせて六脚類をなす。
腹端に1対の尾角がある。ナガコムシ類では鞭状に後ろに伸びるが、ハサミコムシ類では、短く頑丈なハサミになり、しかも褐色に色づいて硬化しており、これを捕食器として使う。ハサミムシ類に似た姿である。
形態
単眼・複眼を欠く(化石種には複眼をもつものがいる)。口器は内顎口、咀嚼型である。腹節には腹胞という付属肢が存在する。腹端にある1対の尾角(尾毛とも)が多節のものがナガコムシ亜目、単節のものがハサミコムシ亜目である。しかし尾角は折れやすいので、観察の際は注意が必要である。
分類
- ナガコムシ亜目 Rhabdura
- ナガコムシ上科 Campodeoidea
- ナガコムシ科 Campodeidae
- Procampodeidae
- ミナミコムシ上科 Projapugoidea
- Projapygidae
- Anajapugidae
- Octostigmatidae
- ナガコムシ上科 Campodeoidea
- ハサミコムシ亜目 Dicellurata
- ハサミコムシ上科 Japygoidea
- ハサミコムシ科 Japygidae
- Heterojapygidae
- Dinjapygidae
- Evallijapygidae
- ナミハサミコムシ科 Parajapygidae
- ハサミコムシ上科 Japygoidea
脚注
関連項目
参考文献
外部リンク
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