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バラ科シモツケ属の植物の一種 ウィキペディアから
コデマリ(小手毬[2]、学名:Spiraea cantoniensis)とは、バラ科シモツケ属の落葉低木。別名、スズカケ[1]。中国名は麻葉繡球[1]。中国(中南部)原産で[2]、日本では帰化植物。庭や庭園に植えられる。
落葉低木で、高さは1.5mになる。幹は叢生し、枝は細く弓なりに枝垂れる[2]。樹皮は灰褐色で皮目があり、枝は表皮が剥がれやすい[2]。生長すると縦に筋ができる[2]。若い枝は暗紅色で無毛である[2]。葉は互生し、葉先は鋭頭で、形はひし状狭卵形になる。
花期は春(4 - 5月)[2]。白の小花を花序に集団で咲かせる。この花序は小さな手毬のように見え、これが名前の由来となっている[2]。果実は散房状につき、果柄は下部が長い[2]。果序は冬でも残ることがある[2]。冬芽は卵形で褐色、芽鱗は縁に毛があり多数(12 - 15枚)が重なる[2]。側芽が枝に互生する[2]。葉痕は半円形で突き出し、維管束痕が3個つく[2]。
日本では、よく庭木として植えられている[2]。
変種に八重咲きのヤエコデマリがある。
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