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2017年のフランスのファンタジー・コメディ映画 ウィキペディアから
『クリスマス・カンパニー』(Santa et Cie)は2017年のフランス・ベルギーのファンタジー・コメディ映画。 監督・脚本・主演はアラン・シャバ、その他の出演はピオ・マルマイとゴルシフテ・ファラハニなど。 プレゼントを置くだけで人間界のことを全く知らないサンタクロースが現代のパリで巻き起こす騒動を描いている[2]。
クリスマスを4日後に控え、サンタクロースとエルフたちは慌ただしく人間の子供たちへのプレゼントの準備を進めていたが、その最中に9万2千人のエルフたちが突然一斉に倒れてしまう。彼らの治療に必要なビタミンCを手に入れるため、人間嫌いのサンタはしぶしぶ人間界に行くことになる。ところが嵐に巻き込まれ、空飛ぶソリはパリに不時着し、サンタは不審者として逮捕されてしまう。彼の弁護を担当することになったトマは、当然ながらただのおかしな老人と思っていたのだが、空飛ぶソリを妻や子供たちと目撃したことで、彼が本当にサンタクロースであると知る。こうしてトマの一家はサンタを手伝って大量のビタミンCを手に入れるために奔走することになるが、人間界のことを全く知らず、自己中心的なサンタは数々のトラブルを起こし、トマと妻アメリーを困らせ続ける。一方、サンタの存在を知ったトマの弟でマジシャンのジェイは、サンタが持っている何でも入るカゴをだまって持ち出し、自らのマジックショーに利用する。ジェイは観客の少女をカゴに入れて消す「マジック」を披露するが、少女をカゴから出せなくなってしまい、仕方なくカゴを持って会場を逃げ出したことから、誘拐犯として追われることになる。一方、カゴを失ったサンタは一段と人間不信となり、自らの仕事に嫌気がさして仕事を放棄しようとする。そして再び警察に逮捕されてしまったサンタは、魔法の力を失っていることに気づく。そこに駆けつけたトマとジェイの協力の下、サンタはカゴの中に隠れることで脱出するが、ジェイともども警察に追われる身となる。自暴自棄になったサンタはカゴから出ようとしなかったが、カゴの中で少女と出会ったことで少女とともにカゴから出ると、警察を含む衆人が見守る中、トマとその家族を連れて空飛ぶソリに乗って家に帰る。
家にたどり着いたサンタはカゴの中に入れたはずのビタミンCがないことを知って愕然とする。絶望して諦めきったサンタに対し、妻ワンダはトマの子供たちがプレゼントの代わりにエルフたちを助けてくれと送ってくれていたビタミンCでエルフの1人を治療したことで、他の全てのエルフも治ったことを告げる。こうして、無事にクリスマスプレゼントは世界中の子供たちに届けられることになり、サンタも自らの仕事に対するやる気を取り戻す。
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