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キジバト
ハト目ハト科の鳥 ウィキペディアから
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キジバト(雉鳩、Streptopelia orientalis)は、鳥綱ハト目ハト科キジバト属に分類される鳥。別名ヤマバト。
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(この音程・リズムで正確に鳴くわけではない)
和名の由来はキジの雌に体色が似ていることとされる。
キジバト類を表す英名 turtle dove はカメ(turtle)とは無関係であり、キジバトの鳴き声に基づくラテン語名 turtur に由来する。かつては turtle 単体でもキジバトを意味した。
種小名 orientalisは「東洋の」の意で本種の英名に付く Eastern と同義。
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分布
形態
全長約33cm。体色は雌雄同色で茶褐色から紫灰色。翼に、黒と赤褐色の鱗状の模様があるのが特徴。また頚部側面に青と白の横縞模様がある。目の周囲に赤く裸出している部分がある[1]。
生態
平地から山地の明るい森林に生息するが、都市部でも普通に見られる。樹上に小枝等を組み合わせた皿状の巣を作るが、古巣を利用することも多く、人工建築物に営巣することもある。このため野良猫などの獲物になることも多い。
雄のさえずり声はかなり特徴的であり、伝統的には「デーデー ポッポー」と表現される。「ホーホー ホッホー」と表現する人もいる。主に早朝にさえずる。さえずり声は個体によって音程などに違いがあり通常5音の発声であるが、4音でさえずる個体も確認される。人によっては譜例のようにさえずり声を8分の9拍子、付点4分音符=約72のテンポで「クーク グッググー」あるいは「ホーホ ホッホホー」と表現したほうがわかりやすいであろう。雌も雄ほどではないが上記のさえずり声を発する。
食性は雑食で主に果実や種子を食べるが昆虫類、貝類、ミミズ等も食べる。
繁殖期は春から夏が多いもののほぼ周年で行い[1]、1回に2個の卵を産む。抱卵日数は15 - 16日。抱卵は夕方から朝までの夜間は雌、昼間は雄が行う。雛は孵化後、約15日で巣立つ。
一般的には
亜種
- S.o.orientalis キジバト
- S.o.stimpsoni リュウキュウキジバト
人間との関係
日本においては鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の元で狩猟鳥に指定されている。ヤマバトという別名のとおり、かつては山岳地帯に生息し、めったに人前に姿を現さなかったが、1960年代に都市部での銃猟が制限されるようになってからあまり人間を恐れなくなり、1970年代には街路樹や建造物でも営巣するようになり、都市部への進出を果たした。ただし、外来種のカワラバトに比較すれば警戒心は遥かに強い。
切手の意匠にもなった。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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