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ガッシュは、コンピュータRPG『クロノ・トリガー』『クロノ・クロス』に登場する架空の人物。
英語版では Belthasar という名前で登場する。この名前は、東方の三賢人の一人バルタザール (Balthasar) に由来している。
『クロノ・トリガー』では、ガッシュは古代 (B.C.12,000) のジール王国において「理の賢者」と呼ばれ、人々の尊敬を集める人物だった。ガッシュは女王ジールに、ラヴォスの力を使うのを止めるよう、「命の賢者」ボッシュや「時の賢者」ハッシュらとともに進言するが、女王によって時空の渦に飲み込まれてしまう。
渦に飲まれた後、ガッシュは A.D.2,300 の未来に漂着する。主人公であるクロノたちがストーリー序盤にガッシュの住処を訪れると、ガッシュが何かの研究をヌゥに対して行なっているのが見られる。ストーリーが進んでからガッシュの元を訪れるとき、ガッシュは冒険を進めるために不可欠な役割を2度果たすことになる。
冒険の途中で、クロノたちは古代の時代から締め出されてしまい、古代へ戻る手段を探すことになる。その方法を模索するうち、クロノたちはガッシュの住む「監視者のドーム」に辿り着く。ここでクロノたちは、ガッシュの最後の発明のタイムマシン“時の翼”を見つけ、「シルバード」と名付ける。このとき既にガッシュは死亡していたが、ガッシュは死ぬ前に己の意識をヌゥに移植しており、このヌゥの体を持ったガッシュはクロノたちに“時の翼”の使い方を教える。
古代の海底神殿でクロノが死亡した後、ガッシュはクロノの仲間たちがクロノを蘇らせようとするのを手助けする。「クロノ・トリガー(時の卵)」とクロノに全くそっくりの人形を持ってガッシュのドームを訪れると、ガッシュはヌゥにプログラムされた最後の命令を実行し、クロノの仲間たちが死の山の頂上に辿り着くのをサポートするようにプログラムされた3つの人形を死の山へ送り出す。この助けにより死の山の頂上へ辿り着いたクロノの仲間たちは、クロノが死ぬ前の時間へタイムスリップし、クロノを取り戻すことに成功した。
最後のプログラムを実行した後、ガッシュはクロノの仲間たちに、ヌゥの「スイッチ」を押してヌゥを永遠に休ませることを頼む。スイッチを押すとヌゥは深い眠りに落ち、その後決して目が覚めることは無い。
『クロノ・クロス』では、クロノたちの『クロノ・トリガー』での冒険によって滅びの未来が回避されたため、未来へ飛ばされたガッシュは死ぬことは無くなった。超高度技術が発達した新しい歴史の未来で、ガッシュは時間研究所「クロノポリス」を設立する。クロノポリス設立後、ガッシュは「プロジェクトキッド」を開始する。「プロジェクトキッド」は、セルジュという名の少年に時空の渦に飲まれて行方不明になった王女サラを救い出させ、「時喰い」と呼ばれる生命体によって滅亡してしまう遥かな未来の歴史を改変する計画であった。ガッシュはセルジュたちの前に2度現れ、自分の目的を明らかにする。
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